ノルが糖尿病と診断を受けて治療を開始してから2週間、2回目の通院の日でした。
前回の通院では、血糖値の測り方やインスリンの投与方法などを教わり、それから毎日1日2回の血糖値測定とインスリン投与を行ってきました。
病院へは毎日記録し続けた血糖値のデータと体重の記録を持参しました。
この記事は「虐待されていた猫がやってきた話7」の続きです。
糖尿病治療開始後、初めての病院
ノルは保護猫ボランティア団体さんからの預かり猫なので、病院への送迎は車を持っているボランティアさんが手伝ってくれます。
前回よりも少しでも糖尿病の数値がよくなっているといいのですが…。
ノルは病院でも怯えることなく平然としいます(自分から出てくる)
まずはこの2週間で気になっていた歯茎の出血と耳を診てもらいます。
普通の猫の耳垢は濃い茶色ですが、ノルの耳垢は皮膚がはがれたようなものが大量に出ます。
耳垢や歯茎の出血は「おそらくアレルギーがあるのだろう」という診断結果になりました。
幸いアレルギーは軽度なので耳のお薬を処方してもらうだけで済みました。
そして血液検査です。
フルクトサミンという数値を見ることで、糖尿病の治療状況を判定します。
ノルは採血されてる間も大人しいです。
血液検査の結果が出るまでに、バリカンで足の裏の毛を刈ってもらいました!
長毛種はフローリングで滑ってしまうので、足の裏の毛を剃るそうです。
中には滑るのが好きな猫ちゃんもいるらしく…そういう子は剃らないそうです(笑)
バリカン中も大人しいノル。
病院の人たちみんなに「かわいい!」「良い子!」とたくさん褒めてもらいました!
少し前までは、狭いケージに閉じ込められ、糞尿まみれにされ、飼い主に「山に捨てるぞ!保健所に連れて行くぞ!」と暴言を吐かれていたのに…たくさんの人に褒めてもらってるノルを見ると、すごく嬉しいです。
血液検査の結果、フルクトサミンの数値は428でした!
糖尿病の治療を開始する前の数値は557だったので、2週間のインスリン投与で129も低下したことになります。
フルクトサミンの数値としては4段階に評価が分かます。
- 450以上…良くない状態
- 450~300…まずまずの状態
- 400~300…良い状態
- 300以下…とっても良い状態
300以下になってくると、糖尿病のコントロールが非常に良くできていている状態になります。
ノルは今回の検査で428だったので「まずまずの状態」でした。
そして、2週間分の血糖値も比較的安定していたので今まで「1単位」だったインスリンの量を「1.5単位」に増やすことになりました。
オシッコの検査
帰宅後に病院からもらった試験紙で尿検査を行いました。
オシッコの中に糖がでているかを調べます。
下から2つめが緑色になっています。
これはオシッコの中に糖が出てしまっていることを意味しています。
今後の治療継続で、こちらも改善していくといいのですが…。
治療はおおむね良好!
大変な子だと血糖値が安定せずに、病気をコントロールするのが難しい猫の糖尿病。
ノルはまだ治療開始2週間ですが、糖尿病の治療としては比較的安定しているみたい!よかった!
このまま寛解を目標に治療を続けていきます!
目指すは譲渡会デビュー!そして新しいお家を見つけること!
それからノルの口内環境改善に向けて、ずっと『デンタルバイオ』を使っていたのですが、歯石が少しできてしまっているので『デンタビゲンパウダー』を追加することにしました。
『デンタビゲンパウダー』は前にもテトとピノが使っていたのですが、歯石にも効果があると聞いたので試してみることにします!
この記事の続きは「虐待されていた猫がやってきた話9」へ。