新入り男子2匹とは違い、手が掛からずに穏やかな性格のねこ美さん。
あまり長くねこ美とだけの時間を取ってあげられない状況ですが、野良時代の警戒心は順調に抜けてきています。
この記事は「妊婦と間違われて保護されたねこ美2」の続きです。
人と暮らすことの幸せを知る
保護時から人馴れはしているものの、野良的な警戒心があったねこ美さん。
人との生活をしていくうちに、少しずつ色々な表情を見せてくれるようになりました。
自分から足の間に入ってきて、ナデナデしてたらそのまま寝る体勢に…
そして、動けなくなってしまったお世話係。
人に寄り添いながら、睡眠という無防備な姿を見せてくれるのは信頼してくれている証拠です。
お尻をトントンしてあげるとセクシーポーズ!
頭、背中、お尻…と上側を撫でられるのが大好きですが、お尻トントンは特別みたいです。
近すぎてボケたねこ美さん。
みんな違って、みんなイイ!
人との生活に慣れてきたことで、お世話係が入浴しているとお風呂に様子を診に来てくれるようになりました。
どの子も初めてお風呂を覗きに来た時は「お湯に漬かって、こいつ何してるの?」っていう少し引き気味な反応です。
フタの上にも登ってこれる子は、とても人馴れができる子だけ。
一通り様子を伺って、満足したのか帰って行きました。
そんなねこ美さんは、コップからお水を飲むのが大好きです。
そういう子がいるというのは知っていましたが、我が家に来た子では初めてです。
ねこ美さんが来てからは、必ずお水の入ったコップをキッチンに置いておくようになりました。
ちなみに、お世話係の飲みかけの麦茶のコップを覗いたねこ美さんの反応は「何これ…くさっ!」という反応でした(笑)
美味しいご飯はお裾分け
夕ご飯に鹿児島の鯛で鯛めしを作ることにしたので、猫達にもお裾分け。
生のお魚に興味はあるかな?
テトはスンスン嗅いだけど、興味はないようです。
ピノも興味を持って見に来たものの、基本的にちゅ~るすら食べない子なのですぐに知らんぷり。
生まれながらの飼い猫で、生魚を食べた経験が殆どない子などはこんな反応が多いです。
お外経験のあるサバ吉は…ビビってお魚どころじゃなかった。
お外生活のスペシャリストねこ美さんは…お魚に興味があるようで、ぺろっと味見。
何でも食べるノルは見せるまでもなく…最初から最後まで魚を運ぶお世話係をストーキングしてました。
トロ丸は隔離時間につき省略(ごめん)
焼いて解した鯛の身は、ノル、サバ吉、トロ丸、ねこ美にお裾分けしました(テトピノは食べず)
ねこ美さん、譲渡会に参加する
そんなわけで、我が家に来てから1ヶ月も経たないうちに譲渡会の日がやってきました。
大人しく抱っこでケージに入ってくれたねこ美さんは良い子です。
今回は同居しているトロ丸、サバ吉も一緒に参加します。
それぞれの猫達の性格などを知ってもらい、ミスマッチが起こらないようにポップも気合を入れて作りました!
譲渡会の会場です。
ねこ美さんは終始、落ち着いた様子で過ごしていました。
お申込みは1件。
会場に入ってきて、真っ先に「ねこ美ちゃん、可愛い!」と声をかけてくれた若いご夫婦です。
二人のハートを射抜いたねこ美さん、トライアルへ行くことが決まりました!
ねこ美のとある1日
無事にトライアルが決まったねこ美さん。
脱走防止対策をしてもらうため、トライアルは10日後くらいです。
最初は窓とカーテンの間で寝てたのに、羽毛布団の快適さを知ってからはもっぱらオフトゥン大好き!
寝起きの顔がぶちゃいくです。
朝はお世話係より早くお布団を出て、他の猫と走って遊んだりしている様子。
朝の換気で窓を開けると直ぐにお外を見に来ます(冬のお花に植え替えるため枯らしているので景色が最悪!/笑)
換気が終わっても我が家で唯一、柵を設置している窓だけはねこ美のために少し開けておきます。
今日はテトと一緒にお外を観察中。
窓の柵は突っ張り棒で支えているので強度はありますが、それでも100%ではないので、目を離すときは窓を閉めるように気を付けています。
次の様子を見ると、ピノと並んでいました。
猫付き合いが難しめのピノですが、穏やかな性格のねこ美のことは比較的早く受け入れていました。
お世話係のランチにお付き合いしてくれることも。
ねこ美の人馴れのポテンシャルはまだまだ上げられそうな感じですが、それはトライアル先のご家族さまにお任せしようと思っています。
ねこ美を何度も「可愛い!可愛い!」と言ってくださり、心から迎えたいという思いが伝わってきていたので、きっととっても可愛がってくれるはずです。
夜はサバ吉の入っているケージの上でリラックス中(サバ吉は人馴れ修行やりなおしのためケージレスト中)
お世話係が布団にはいると、ねこ美さんもやってきます。
あと何回、一緒に寝られるかな?
もう少しだけよろしくね!
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