これから猫を飼おうと思ってる方、ベンガル猫を検討している方が気になるのは『ベンガルとの暮らし』がどんな感じなのか…だと思います。
そういえば私もテトとピノを迎える前までは、「ベンガル猫を迎えたらどんな生活になるのか」など、ネットで色々と調べまわりました。「飼いやすい猫」という意見もあれば「上級者向け」「問題行動が多くて大変」なんて飼い主さんのエピソードを見て不安になったりしました。
今回はベンガル猫2匹と暮らしている我が家の様子を紹介します。
ベンガル猫はどんな猫?
ベンガル猫の一番の特徴としては、やはりヒョウ柄の模様と筋肉質でしなやかな身体です。その他にも、
- 運動量が多く活発
- 社交的で温和な性格
- 普通の猫よりやや大きめ
- かかりやすい疾患が少ない
- おしゃべりが大好き
…などの魅力的な特徴があげられます。
ベンガル猫についてのより詳しい情報は『ベンガル猫を選んだ理由』をチェック!性格や魅力から、飼ってみて大変と感じたことまで、ベンガル猫についての情報をまとめています。
ベンガル猫との暮らし方
元気で活発なベンガルですが、普段の生活はどのような様子なのでしょうか。我が家のテトとピノを一例として紹介します。
ベンガルとの暮らし
普段の生活は他の猫と同じです。ただし、ベンガル猫は運動するのが大好きなので思いっきり遊んであげる環境が必要です。走り回れるスペースや、上下移動にキャットタワーを設置したりします。
単独飼育の場合は、飼い主が毎日遊んであげます。毎日、同じ遊びだと飽きるので色んなおもちゃを数種類用意して置いたり、変化を持たせています。
多頭飼育の場合は猫同士で走り回ったり、じゃれあったりと勝手に遊んでくれます。しかし、飼い主がまったく相手をしなくても大丈夫なわけではなく……最低でも1日10分くらいは猫と一緒に遊びます。
猫の1日のスケジュール
起床(7時)
飼い主より早く起きて、朝ごはんを心待ちにしています。寝ている飼い主の上に乗っかって無言の圧力をかけたり、高いところからじっと監視したり、わざとイタズラしたり、にゃーにゃー鳴いて起こそうとしたりします。
朝ごはん(9時)
お待ちかねの朝ごはんです。「ごはん」、「おすわり」という言葉はもう覚えています。メニューは生肉とカリカリを与えています。
遊びの時間
食事が終わると遊びの時間が始まります。2匹で走り回ったり、飼い主に遊びのおねだりをしたり、単独でおもちゃで遊んだり…その日の気分によって様々です。
お昼寝(11時〜16時)
遊び疲れたらお昼寝の時間です。それぞれお気に入りの場所で自由に寝ていますが、大抵はいつも一緒にくっついています。途中で起きたりしますが、まったり過ごす時間です。
ご飯のおねだり(17時)
お腹が空いてくると、夕ご飯のおねだりがはじまります。テトは仕事(在宅)をしている飼い主のパソコンの前までやってきて、ここぞとばかりに己をアピールします。
夕ご飯(19時)
散々おねだりをしてようやく夕ご飯です。メニューは朝と同じで生肉とカリカリです。
遊びの時間
食後は再び遊びの時間です。朝よりも夜の方が飼い主に遊びをねだる頻度は多いです。ひとしきり遊んだ後は軽く仮眠を取ってから、就寝前にもうひと遊びします。
お世話の時間
就寝前にトイレシートの交換と給水器の簡単な清掃をします。歯磨きは3日に一度のペースで行います。
就寝(24時)
飼い主が布団に入って寝る体制になると、猫達も自然と休みます。冬は飼い主の布団の上で、夏はハンモックなどで寝ています。飼い主が起きない限りは朝まで一緒に眠ります。
我が家の猫達の1日のスケジュールでした。在宅の仕事なので飼い主と一緒に過ごすことが殆どです。たまに飼い主が仕事の用事などで外出すると、その間は殆ど寝て過ごしてるようです。
2匹ともオシッコは1日、2〜3回程度で6〜8時間おきにしています。ウンチは2日に1度くらいのペースです。
爪切りは伸びが気になったらその都度行います。ブラッシングと耳掃除は週1程度です。シャンプーは半年に1度の大イベントです。
ベンガル猫の飼いやすいところ
テトとピノと暮らしていて、「他の猫より楽だな~」「良いな~」と感じることをまとめました。
- 飼い主と仲良くなってくれる性格
- コミュニケーションがたくさん取れる
- 毛並みツヤツヤで抜け毛が少ない
- 猫アレルギーが起こりにくい
遊ぶのが大好きで社交的な性格なので、飼い主とコミュニケーションを取るのが得意です。「大人しくて物静か」とは正反対なので、たくさん触れ合いたい飼い主さんの気持ちを満たしてくれます。
短毛種でシングルコートということもあり、他の猫よりは抜け毛は少なく感じます。また、飼い主が軽度の猫アレルギー毛づくろいをする頻度が少ないので、猫アレルギーが起こりにくい猫種なので助かっています。
ベンガルの猫アレルギーについては『猫アレルギーの飼い主がベンガル猫と暮らしている話』を見てみてください。
ベンガル猫の飼いにくいところ
逆に大変だと思うことは「やはり運動量が必要なので毎日遊んであげる」ということです。「遊んで!」のおねだりも良くしてくるので、それに応えてあげるのも毎日だと大変に感じるときがあります。
防音性の低い集合住宅では、ご近所迷惑も気になってきます。テトに関して言えば、犬並みに声が大きく、おしゃべりも大好きです。たまに、玄関に向かって外に聞こえるくらいの声で遠吠えをしたりしています。
また、走り回ったり、ジャンプしたり、高いところから飛び降りたりもするので、カーペットやマットなどを床に敷いて、下の部屋への衝撃に配慮します。
部屋は広くないと飼えない?
運動量が多いのならば、それなりに広いお家じゃないと難しいかと思いがちですが、1LDKくらいあれば大丈夫です。広さは全体で40㎠以上くらいあると走り回れます。縦に広い、部屋数が多いよりも、広く使えるお家の方が住みやすいです。
運動不足対策には多頭飼育もおすすめ
毎日、飼い主が遊んであげるとなると大変ですが、多頭飼育であれば猫同士で遊んでくれるので飼い主側の負担が軽くなります。2匹になるので、飼育費用などは増えますが猫にとっても多頭飼育は良い効果をもたらしてくれます。
多頭飼育を考えているなら仔猫のうちから始めると成功率も高くなります。少しでも検討の余地がある場合は予めよく考えておく必要があります。
ベンガル猫の多頭飼育については『ベンガル猫の多頭飼育は大変?』でメリット・デメリットなどについてまとめてあるので、興味のある方はチェックしてみてください。
ベンガル猫との暮らしまとめ
ヒョウ柄の模様が特徴的なベンガル猫ですが、その暮らしの殆どは普通の猫と同じです。飼い主と上手に仲良くなってくれるので、個人的にはベンガル猫は飼いやすいと感じています。
ただし、運動するのが大好きな猫種なのでたくさん遊んであげる必要があります。一人暮らしでお仕事が忙しい方などは、大変かもしれません。
今回は一般的なベンガル猫の情報に、テトとピノとの実際の暮らしで感じたことをまとめて紹介しました。もちろん、個体差もあるので一概にこうだとは言い切れませんが、それでもベンガル猫は魅力的な猫種だと思います。