仔猫がやって来てから10~12日の保護記録です。
野良時代につくった傷は回復傾向にありますが、まだまだ治療途中です。
この記事は「心臓に異常があった小さな仔猫5」の続きです。
家猫生活10日目/正式な預かりになる
我が家にきてから2回目の通院となった子猫。
保護時は痩せっぽちだった体重も順調に増えて1.3kgになり、むくみも出ておらずとても元気です。
利尿剤の量が減り、お顔のハゲには眼軟膏を出してもらいました!
お顔のハゲは日々進行していって、病院の翌日には最後の尊厳を残すのみとなりました。
自然に剥がれるようにできるだけ触らないようにしていたのですが…
とどめをさしたのはテトの毛づくろい笑
本人は大好きなお兄ちゃんにペロペロしてもらえて満足なので、まぁいいか…。
「先天性の病気ってにゃんのこと?」と思わせるくらい、元気いっぱいの仔猫。
10日間、一緒に過ごし体調管理やケアを行うことで、仔猫を面倒みていく自信がつきました。
そして、仔猫を我が家で正式に預かりをさせていただくことになりました。
正式預かりということで保護時の仮名を小さい尻尾の『ちぽ』と付けました。
病院の診察や、ボランティア団体内でのやりとりで仮名がないと不便なのです(汗)
粉薬マスター!
猫への投薬は錠剤や液体などありますが、個人的に液体の次の上げるのが楽だと思っているのが粉薬です。
投薬しずらそうに思う粉薬ですが、ボラの先輩に教わった簡単に投薬する方法を紹介!
まずは、粉薬を角に集めます。
シリンジに半分くらいお水を入れたら、袋の中に入れて粉とお水をかき混ぜます。
混ざりにくい場合は、一度シリンジで吸い込んで押し出すとぶわっと混ざります。
お水と粉薬が混ざったものをシリンジに吸い上げます。
あとは、猫の口にシリンジを突っ込んで投薬すればOK!
分かりやすいように上向きになってしまいましたが、猫がむせないように普段の姿勢に近い状態であげられると良いです。
粉も錠剤も上手に飲めるちぽ!えらい!
シリンジは錠剤のお薬を飲ませるときにも使うので、お薬が出たときは忘れずに貰うようにしています。
『ちぽ』の取扱説明書
それでは改めて、我が家に正式預かりとなった『ちぽ』を紹介します。
こちらが全体像です。
ふわふわです。
いつもピコピコしている尻尾です。
嬉しい時は高速ピコピコ、怒ったときはボワっとなります。
尻尾の裏側はちょっと色が薄いです。
ご飯はウェットフードが好きです。
保護時は何でも食べてくれたのですが、最近は食の好みがでてきたようでワガママを言うようになってきました。
肉球はピンクとあずき色が混合していて、ぷにぷにしっとりです。
人馴れは抜群で、なんでも遊ぶお年頃ですが人の手や他の猫には甘噛みすることを知っているので痛くありません。
気が向いたときはちょっとだけペソペソ舐めてくれることも…。
先天性心疾患があるとは思えないくらい、元気いっぱいです。
猫も人も大好きな子になりました
まだ生後2.5ヵ月で保護されたちぽは適応能力が柔軟で、人も猫も大好きな子になりました。
お風呂に入ると必ず偵察にくるテト。
そんなテトが大好きなちぽは、テトの後ろにくっついて一緒にやってきました。
湯船にちょっとビビりながらも、お兄ちゃんが平気そうなのでおよび腰ながらも興味深げに調査しています。
お風呂は水もあるし、音が響くので聴覚が敏感な猫にとっては苦手な場所になりやすいです。
預かりっ子では一切お風呂場に入って来ようとしない子もいますが…ちぽはお風呂場に平気で入ってくる子になるかな?
そんなちぽから逃げ回っていたとら子ですが、ここにきてようやくご挨拶ができました!
これから仲良くしてね。
これはテトに教わった居心地のいい場所です。
ちぽくらいの仔猫は信頼している先輩猫から色んなことを学ぶ時期でもあるので、家猫としての暮らし方をテトや他の猫から教わっているところです。
この記事の続きは「心臓に異常があった小さな仔猫07」へ。