トロ丸の排除行為により、同室での同居が限りなく難しくなった2匹。
譲渡するまでの間に、どうにか対策できないものかと色々と検討しました。
この記事は「捨てられた飼い猫達が幸せになるまで4」の続きです。
人とは問題なく暮らせるトロ丸
2匹が大喧嘩してからは、取り急ぎ別室での隔離を行い、2匹を合わせないようにしました。
お水を飲むテトとご一緒しようとするトロ丸は、サバ吉以外の猫には自分から威嚇することすらありません。
サバ吉だけに向けられる特別な感情…トロ丸の「サバ吉を追い出さないと…」という不安な気持ちを抑えるのにはどうしてあげるのがいいのか。
トロ丸は人と過ごすのが好きで、隔離されるのは嫌な様子。
トロ丸自身のストレスも考えて、人が目の届く範囲で時間を決めてフリーにもするようにしました。
ベンガル、ノルウェージャンフォレストキャットもどき、スコティッシュフォールドもどきが集まる食卓。
※ノルは、実はノルウェージャン・スコティッシュ・チンチラのMIXなのです。
サバ吉は他の猫たちもコワいらしく、自分からは積極的に交流することをしようとはしません。
いつも独りでビビっていて、お腹が空くとたまに少し出てきます。
人との信頼が築けないサバ吉
普段、サバ吉は多くの時間を段ボールハウスや冷蔵庫の上のキャリーの中で過ごします。
仲良くなろうと日々接触を試みていますが、人が手を伸ばすとこんな感じに…。
とにかくコワがりで、撫でられそうになるだけでこの拒否感。
場合によってはパンチが飛んできます(猫には手を出さないけど、人には手を出す)
サバ吉が唯一関心を持つ相手であるトロ丸。
いじめられても健気に甘えた声で鳴いて、まるで自分の存在を許してもらうようお願いしているようにも見えます。
トロ丸を優先すればサバ吉への排除行為は加速するでしょうし、サバ吉を優先しようにもサバ吉自身が人に怯えている状態なので、2匹の和解はかなり難しい現状です。
上から見ても丸い。
家庭内隔離を少しでも快適にするために
色々考えましたが、今の状態で2匹を仲良くさせるのは難しいので、室内に柵を設置することにしました。
ドアを閉めての隔離だと閉塞感が強く、閉じ込められる側のストレスが大きかったので、柵にすることで人が好きなトロ丸が感じる寂しさを軽減できればと思い購入。
普通は玄関に内ドアとしてつけて猫の脱走防止をするための柵で、譲渡会などでも内ドアがないお家には設置をお願いしていましたが…まさか、我が家も買う日が来るとは。
3万円もしたから大事にしてね(涙)
トロ丸が別室にいるときも、段ボールにこもってあまり出てこないサバ吉。
取り合えずはトロ丸に攻撃される心配はなくなったので、安心して過ごしてくれるといいな…。
もう少ししたら譲渡会もあるので、人馴れ抜群のトロ丸はそこで我が家を卒業してくれる可能性も高いです。
制限のある暮らしで申し訳ないけれど、できるだけストレスが減らせるようにするから頑張ろうね。
で、フリータイムはこんな感じで満喫(笑)
サバ吉ではなく、トロ丸を隔離側にしたのには思惑があります。
トロ丸をあまり優遇してしまうと、それがトロ丸にも伝わってしまい、サバ吉の肩身がますます狭くなってしまうことを心配したからです。
正直、試行錯誤で今はこれが正解なのか分かりません。
トロ丸を腕で押しのけようとした旦那にガチギレして、病院送りにしたりするなどしたトロ丸。
抗生剤の点滴を打って、痛みが引くまでに1週間ほどかかったそうです。
サバ吉以外の猫なら、一緒に寝れるくらいの関係性は難なく構築できるのに…。
我が家の年長であるノルに対しては、他の猫以上にしおらしい対応をしている。
我が家は2人とも在宅ワーカーなので、目の届く時間が多いのも幸いしました。
猫達の気持ちや快適さ、人間側の都合…上手く折り合いが付けば良いのですが…。
トロ丸のお風呂探検
人との暮らしは問題なくできているトロ丸。
初めてお風呂探検にやってきました。
先にお風呂にいたのすけに威嚇されています。
のすけは自分より後に入ってきた猫は基本的にNGなので、トロ丸、サバ吉、ねこ美のみんなに会うたびに威嚇しまくっています。
何気にこいつも家の中の雰囲気を悪くしている原因のひとつだったりして…(笑)
我が家の長男にみんなの教育的指導をお願いしたいのですが…テトは自分に関係すること以外は無関心なのでお世話係がなんとか頑張らねば。
お風呂の中が気になるトロ丸。
噛まれることをしないようにだけ気を付ければ、猫初心者さんにも飼いやすいトロ丸。
早く卒業してもらう方法が一番早い解決方法な気がする!
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