サビ猫の新しい家族を探すため、いよいよ本格的に準備をはじめることになりました。今回はその準備として、とある保護団体さんの譲渡会へお邪魔してきました!
この記事は「見知らぬ猫がやってきた話13」の続きです。
里親詐欺を防ぐために
サビ猫を保護してから早いもので2ヵ月です。サビ猫は先住猫のテトとピノとも打ち解けて、すっかり我が家の一員として暮らしています。
「情が移らないように」「お別れが寂しくないように」と、敢えて名前を付けずに『サビ猫』と呼んでいましたが、今ではすっかり『サビ』が愛称になっています。
短い間とはいえ、家族として愛情をもって大切に面倒をみてきたサビ。いつしか離れがたい存在になっていました。
そんなサビには「絶対に幸せになってもらいたい!」だから、猫を虐待したり、再び野良に戻ったり、大事にしてくれない人のところに渡してしまうわけにはいきません。保護した以上は、サビが幸せになれるように尽力します。
里親詐欺や動物虐待は身近に潜んでいた
話では聞くけれど、自分とはどこか遠い存在だと思っていた里親詐欺。猫を大切にするふりをして家族に迎えたのに、虐待したり殺してしまうことを言います。
猫を虐待するのを目的に里親詐欺をする人は意外に多いです。そのため、保護団体からの猫の譲渡条件は厳しいものになっています。我が家もテトとピノを迎える前は保護猫を検討していましたが、当時は未婚だったこともあり、譲渡のハードルが高く断念した経緯があります。
今回、サビを保護してSNSなどでもゆるーく里親募集をしていました。そこで接触してきた人物が、里親詐欺として注意喚起されていた…なんてこともありました。保護団体の譲渡が厳しいので、身分証の提示や契約書の不要な個人から猫を貰おうとする虐待者が多くなっているようです。
保護猫団体の活動ブログなどもよく見ているのですが「虐待されて大怪我をした猫」「猫を虐待している人の目撃情報」などの情報も自分が思っていた以上に多いです。
サビが幸せになるためにボランティア団体の力を借りることにしました!
できれば知り合い経由での譲渡を最優先で探していましたが、なかなかそんな都合よく猫が飼いたい人がいるわけなく……。とはいえ、ネットを利用して個人が譲渡するとなると、すべてを自分一人でやらなければならず、里親詐欺の問題もありかなり大変です。
なので、ここは保護猫譲渡の経験豊富なボランティア団体さんの力をお借りすることにしました!
実はサビを保護してからすぐに協力してくれるボランティア団体を探していました。けれども、仔猫が多い時期と、譲渡会ができないコロナの時期と被ってしまい、すぐに動ける状態ではありませんでした。
この度、ようやく譲渡に協力頂ける団体さんが見つかったので、団体さんへのご挨拶と譲渡会の下見へ行ってきました!
譲渡会へ行ってきたよ!
と、いうわけで譲渡会に下見見学に行ってきました。譲渡中の猫ちゃん達を少しだけ紹介。
寄り添ってお昼寝しているキジトラの仔猫
たくさんの人に驚いているハチワレ
保護されたばかりで人馴れ修行中!
キジとサビ柄が混ざったキレイな子
譲渡会ではコロナ対策もしっかりされていました。時間ごとに入場制限がされているので、逆にゆっくり猫ちゃん達を見ることのできる環境です。
ボランティア団体の方々もみんな優しい人達で、サビのことを親身になって聞いてくれました。
9月の譲渡会に参加するよ!
サビの譲渡会デビューは9月20日の予定です。場所は都内某所になります。また詳細が分かったらブログでも告知するので、サビが気になる方は是非!
サビ猫はあいかわらず元気です
そんなサビ猫は、相変わらず元気に毎日を送っています。
エアコンの上に登ってみたものの、テトが追いかけてきて降りるに降りられなくなったり。
目がまんまる
テトは空気が読めない(読まない)ので、しばらくサビはエアコンの上にいる羽目になりました。
首輪に慣れるようにという名目でシュシュを付けられたサビ。サビ柄にはピンクが似合う。
「そんなことより、ご飯まだにゃー?」
カリカリーナが大のお気に入りです。
新しいお家でも、できる限り問題なく過ごせるように日々いろいろ練習中です!
この記事の続きは「見知らぬ猫がやってきた15」へ。