見知らぬ猫ことサビ猫が我が家にやってきてから、早いものでもう1週間です。
病院で怖い思いをさせられたことで、すっかり激怒してしまったサビ猫。
再び仲良くなるには、猫の方から歩み寄ってくるのをひたすら待つしかありませんが、それにはどれくらいの時間が必要なのか……。
と、思っていたところ。その心のドアは意外と簡単に開かれたのでありました―。
この記事は「見知らぬ猫がやってきた話3」の続きです。
見知らぬ猫とおもちゃで遊んでみる
ケージの上に置いてあるのは前回すごく怒られたインナー。
相変わらず人を警戒しているサビ猫です。
たまに指先のニオイをすんすん嗅いで、軟化しそうな様子を見せるものの、やっぱり怒ってばっかりです。
そこで、おもちゃで遊んでみることに!
テトとピノのおもちゃコレクションの中から、800円もしたのに2頭があんまり遊んでくれなかったおもちゃをチョイス!
マタタビの木が付いた猫じゃらしだよ!
猫じゃらしをふりふりするとカシャカシャ音に惹かれてすぐに近づいてきて、ケージの隙間から前足を出して遊び始めた!
やっぱり猫!
怒っていても、おもちゃには弱いのだ!
しばらく遊んでいると、おもちゃに付いていたマタタビの木をサビ猫が気にし始めました。
猫じゃらしで首元を撫でてみると、なんだか気持ちよさそうな反応に。
「これはチャンス!」と思い、おもちゃに重ねるようにそっとケージの隙間から手を差し入れて触れてみます。
サビ猫の様子を見ながらおもちゃだけを引き抜いてみると……
撫でることを許可された!しかも気持ちよさそうだ!!(あまりに嬉しくてカメラどころじゃなくなり画角がズレる)
マタタビの効果なのか、おもちゃすり替え術の効果なのかは分かりませんが、首元を気持ちよさそうに撫でられています。
元々、人懐っこい子だったので人の手の気持ちよさは知っているはず。
これを機会に少しづつ警戒を解いてくれるといいなぁ。
見知らぬ猫と仲良くなれた気でいたら…
一度、触れたからと調子に乗るのは人のサガ。
今日もサビ猫を撫でようと、まずは指先でご挨拶。
サビ猫の方から肉球で触れてきました。
素敵な感触にうっとりしていると…
噛まれた。(しかもすごい爪が出てる)
「一度触らせたからって調子に乗るんじゃないわよ!」っていう反応でした。
まだまだ警戒心が解け切らない部分があるようで…サビ猫のペースでゆっくり仲良くなりましょう。
保護猫に懐いてもらうには?
「なにそれ?」
成猫より比較的懐きやすい仔猫。
サビ猫はもうすぐ1歳になるかどうかの成猫と仔猫の間くらいです。
年齢や性格によって仲良くなるまでの期間やきっかけは様々です。
でも、どんな保護猫でも共通するのは「猫のペースに合わせる」ということ。
「ねぇねぇ、なにそれ?」
無理やり触ったり、抱っこしたり、怒っているのにちょっかいを出すと「こいつはイヤなことをする奴だ!」と思われて、猫との距離は開くばかりです。
まずは指先の匂いを嗅いでもらえるようになること!
それから、猫の様子を見ながらあちらから興味を持ってくれるのを辛抱強く待ちましょう。
間違っても、自分のニオイの染み付いた洋服をベッドにしてもらおうとか、一度触れたからって調子に乗って触ろうとしたりしないように!
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