雨の日の夜に突然現れた見知らぬサビ猫。
我が家で一時保護をして病院に連れていき、避妊手術をすることとなりました。
今日は一晩病院でお泊りをしたサビ猫を迎えに行くのですが、手術を終えたサビ猫は甘えん坊のままでいてくれるのだろうか……。
この記事は「見知らぬ猫がやってきた話1」の続きです。
見知らぬ猫の手術と検査が終わる
避妊手術をしたので抗生剤をもらいました
避妊手術をお願いした翌日の午前中、サビ猫を迎えに病院に行きました。
- 健康診断
- 避妊手術
- 検便
- ウィルス検査
- ワクチン接種
- ノミダニ寄生虫などの除去
外にいた子ということで6つの処置をしてもらいましたが「病気は見つからず健康体」だということが判明しました!
健康体なら里親が見つかる可能性はぐんと高くなるし、テトとピノへの感染の危険も一安心です。
注意するべき猫の感染症
ここで、外で生活している猫が感染している可能性がある注意するべき病気を紹介します。
猫免疫不全症ウィルス(猫エイズ)
長い年月をかけて、猫の免疫力を低下させていくウィルスで、発症してしまうと最終的には死に至ります。
未発症で天寿を全うする子もいるので、発症しないようにストレスをかけないように気を付けてあげるようにします。
血の交わりがなければ他の猫に感染することはほぼないので、他の猫とも同居可能です。
猫白血病ウィルス
発症すると免疫低下、貧血やリンパ腫など色々な症状を発症します。
感染力が強いので他の猫との同居はできません。
どちらのウィルスも人や他の動物には移りませんが、猫には移ります。
なので、家猫がいるお家では感染してしまわないように特に注意する必要があります。
保護猫にかかった病院代は?
今回、サビ猫にかかった医療費の明細です。
- 避妊手術…9,091円
- 検便…500円
- ウィルス検査…3,000円
- ワクチン接種…2,000円
- ブロードライン…1,500円
- ペットホテル…2,500円
合計で20,450円(税込)でした。
飼い猫ならば避妊手術は30,000円、ワクチンは3,500円くらいするのですが、どれも保護猫価格で対応して頂けました!
見知らぬ猫、術後の様子は…?
病院でも獣医さんに甘えたなサビ猫でした。
しかし麻酔の注射を打ったところ「こんな酷いことされるの生まれてはじめて!!」というように、激怒りしたようです……。
恐らく病院に行くのも初めてだったのでしょう。
術後に病院で再会したときは、すっかり大人しくなってしまってキャリーの奥で丸まっていました。
帰宅後、固まるサビ猫を抱き上げてケージに戻します。
そしてすぐにご飯をあげることに。
食欲は旺盛で、しっかり完食してくれたので一安心です。
あんなにゴロニャンしてたのに…
昨日まで、ゴロニャンすりすり甘えん坊状態だったサビ猫。手術を終えてどうなったかと言うと…
見事に人間不信になってました(この顔よ)
触れようとすると唸ってシャーってするようになりました。
昨日は自分からすり寄って来たのに…すごく悲しい…顔つきも全然違うよ…涙
初対面の人間に知らない場所に閉じ込められて、痛いことや怖いことをたくさんされて、もしかしたら「殺される!」とすらまで思ったかもしれないサビ猫。
この反応も当然と言えば当然なのですが……。
信頼関係がゼロの状態での手術は酷いことされたと思われても仕方ないよね…。
これからどうするのか…
スープはいらないって
すっかり人間を警戒するようになったサビ猫ですが、このまましばらくはお世話だけして、できる限りそっとしておくことになります。
感染の恐れのある免疫不全ウィルスと白血病ウィルスの結果は陰性でしたが、新に感染している場合は陽性反応が出るまで最速でも2週間かかります。(長くて5週間)
つまり、昨日もし他の猫から感染していた場合、陽性が発覚するのは早くても2週間後から、ということ。
保護したときには発情中であったこと。
近所に去勢をしていないオスの野良猫がいることから、まだ完全に安心というわけではありません。
テトとピノに移さないためにも、本格的に里親を探すにしても、まずは最低でも2週間は様子を見ます。
お水飲んだ!サビ猫ちゃん専用のお皿も買わないとね
できればテトとピノと同じ空間で、猫社会を学びつつ、飼い主とテトとピノの様子を見てもらいながら「ここは猫には優しい世界なんだ」と安心してもらいたいです。
ちなみに、サビ猫が病院から帰って来てからのテトとピノですが、かなり落ち着いている様子でした。
存在には気づいてるし、何となく気にもしてるけど、隔離されてて会えないし「まぁいいや…」という感じです。
というわけで(昨日まで)人懐っこい甘えん坊の猫(だった)かわいいサビ猫と、再び仲良くなれるように頑張ります!
この記事の続きは「見知らぬ猫がやってきた3」へ。