猫の爪切りは大切なお世話のうちのひとつです。そんな爪切りもたくさんの種類があって、選ぶのに迷ってしまいます。そんな猫用爪切りを選ぶポイントは「価格よりも品質を重視する」です。
今回は我が家で愛用している爪切りを紹介します!品質重視で選んだので、切れ味抜群で初心者でも扱いやすい爪切りです!
初心者でも使いやすい『猫壱の爪切り』
我が家でずっと使い続けているのは『猫壱の爪切り』です。ハサミタイプで初心者でも扱いやすく、切れ味も抜群です。
標準価格:2,000円
サイズ: 9.5×5.5cm
重さ: 17g
他のメーカーの同じタイプの爪切りに比べて少しお値段は高くなりますが、品質がしっかりしています。切れ味も良く、切った後の爪の状態も良いです。
猫の身体のメンテナンスで長く使うものなので、できれば価格より品質を重視して選ぶのがおすすめです。
『猫壱の爪切り』おすすめポイント
数ある猫用爪切りの中から、我が家が『猫壱の爪切り』を選んだ理由を3つ紹介します!
1.日本製にこだわった刃
『猫壱の爪切り』は刃にこだわっています。800年以上の歴史のある刃物産業の町で作られたステンレス鋼を使用。切れ味がとても良いです。
もう2年近く使っていますが、切れ味が落ちることもないです。猫の爪切りはとにかく切れ味が良く、長く使い続けられるものが欲しかったので満足しています。
2.刃先の薄さ
猫の爪切りでは、深爪すると血管を切ってしまいます。そのため、切る位置が分かり易いと安心です。『猫壱の爪切り』は刃先が1.5mmと薄いので、狙いが定めやすいです。
3.小さくて手のひらサイズ
猫の爪切りは細かい作業です。じっとしてくれる子ならいいのですが、嫌がる子には大変……。小さめのハサミは小回りが効くので、細かい爪切り作業もやり易いです。
手が大きい男の人には少し小さいかもしれませんが、猫優先で考えましょう。小さめの爪切りなので、お部屋のちょっとした場所に置いておけば気になったときにサッと使えます。
『猫壱』ってどんなブランド?
『猫壱』は猫のための商品開発をしている日本の会社です。2008年設立で社員数8名の小さな会社ですが、猫と飼い主のためにより良い製品を作り続けています。
『猫壱』で有名なのがフードボウルです。猫の食べやすさを考えて作られた食器は取扱店舗も多く、愛用している飼い主さんも多いのではないでしょうか。
個人的には信頼のできるブランドのうちのひとつです。
『猫壱の爪切り』を使ってみた
『猫壱の爪切り』を我が家で使ってる様子を紹介します。
私も猫の爪切り初心者で、最初のうちは怖くてほんのちょびっとしか切れないレベルでした。今では慣れたものでサクサクです。ちなみに『猫壱の爪切り』で血管を切ってしまう失敗をしたことは一度もありません。
『猫壱の爪切り』の使い方
猫の足を持ったらにゅっと押して爪を出します。猫にとって足先はあんまり触られたくない場所なので、嫌がる子にはそっとやります。
利き手でハサミを持って爪を切る位置を確認します。このとき、爪に対してハサミが縦に入るようにします。
爪を横で切ってしまうと割れやすくなるので注意します。
ピンク色の血管から少し隙間を取った位置を切ります。だいだい2~3mmくらいです。慣れないうちは怖いと思うので、もっと余裕をもって切ってもOK!私も最初の頃は先っぽだけちょんっと切っていました。
爪切りの後はご褒美おやつタイムです。爪切りや歯磨きなど、猫が嫌なことをした後にはすぐにおやつをあげるようにしています。
暴れん坊の保護猫を爪切り
『猫壱の爪切り』で暴れん坊の保護猫の爪を切ってみました。怒りんぼで、嫌なことをされるとすぐに噛む癖があります。
爪切りに慣れていない保護猫はかなり暴れるので、袋に詰めて保定します。我が家では冬の部屋着がぴったりでした。一般的には洗濯ネットにバスタオルを被せます。
足を1本ずつ出して、爪切りしていきます。爪切りが嫌いな子には、足が1本終わるごとに、ご褒美でおやつを与えます。
切れ味も良く、小回りが効くのでサッと切り終わりました。
爪切りを嫌がったら?
まだまだ爪切りが苦手な保護猫ですが、うちに来た頃はかなり大暴れして嫌がっていました。最初のうちは寝ている時にこっそり1本づつ切ったりしていたました。
しかし、あまりのんびりしていると同居猫に怪我をさせる恐れもあったので、多少暴れるくらいなら無視して爪切りするようにしました。
そうすると、爪切りに慣れてきたのか、ご褒美のおやつの効果なのか……3回目くらいで大人しくなってきました。まだ嫌がって噛んだりはしていますが、そこまで過保護にしすぎる必要もないのかな?と感じています。
『猫壱の爪切り』まとめ
ピノみたいに爪が小さい子は特に切りやすい!
『猫壱の爪切り』は切れ味が良く、ハサミタイプなので初心者にも扱いやすい爪切りです。
価格は少し高いですが、そのぶん刃の品質がしっかりしているので、長く使うことができます。小回りが効いて扱いやすいので、はじめての爪切りにもおすすめです。
爪が大きいテトでも横に切れば爪割れは殆どしません。
爪が大きい子はハサミを入れる方向を注意しないと、爪割れが起こることがあります。飼い主さんが猫の爪切りに慣れているのなら、ギロチンなど他のタイプを検討してみてもよさそうです。
猫の爪切りの種類を知ろう
今回はハサミタイプの爪切りを紹介しましたが、猫用爪切りは他にもいろんなタイプがあります。それぞれ、特徴があるのでどんな爪切りがあるのか知っておくといいかもしれません。
初心者や仔猫には『ハサミ』
初心者でも使いやすいハサミタイプの爪切りです。仔猫や爪の小さな猫に向いています。静かにカットできるのでビビリの子にもおすすめ。
ハサミタイプは均等に力が入らないので、割れ爪になることがあります。
慣れてきたら成猫には『ギロチン』
引用:廣田製作所HP(http://www.hirota-tools.co.jp/)
ギロチンタイプは穴の中に爪を入れて切ります。慣れないうちは深爪の危険があり難しいです。特に爪切りを嫌がって暴れる子には向いていません。
スパッと切れ味が良く、爪割れがしにくいのが特徴です。
爪が大きい子には『ニッパー』
引用:諏訪田製作所HP(https://www.suwada.co.jp/)
大きい猫、爪が厚くて硬い子に向いています。切り口がガタガタになったり、爪が割れないように切れ味の良いものを選ぶ必要があります。
高齢猫で切りにくい爪に『ピコック』
引用:東大阪ブランド推進機構HP(https://www.higashiosakabrand.jp/)
高齢で厚い爪や巻き爪などになっている子など、普通の爪切りでは切りにくい子に向いています。切れ味が良く、爪割れがしにくいです。
取り合えずは『ハサミ』か『ギロチン』でOK!
初心者さんは『ハサミ』からスタートして、飼い猫が大きくなって爪割れが気になるようなら『ギロチン』を購入するので充分です。
猫のお手入れで長く使うものなので、価格よりも品質を重視して選んでみてください!