病気や治療

「テトにマイクロチップを入れて来ました」施術の様子や費用・手続方法まとめ

先日、テトにマイクロチップを入れて来ました。本来ならば去勢手術の時に済ませてしまうのが良かったのですが、うっかりすっかり忘れており……。テトには大変申し訳ないと思いつつ、1歳4ヶ月にして、意識のある中でマイクロチップ挿入を経験してもらうこととなりました。

今回はマイクロチップについて、どんなものなのか、メリットやデメリット、実際にテトが施術した時の様子と費用や手続方法、法改正による義務化についても簡単にまとめました!

これからマイクロチップを入れようか検討している飼い主さん、義務化によりマイクロチップのついて知りたい方におすすめの記事になっています。

マイクロチップとは?

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップとはIC、コンデンサ、電極コイルを内蔵した電子標識器具のことです。内部には飼い主の情報が15桁の数字で登録され、専用のリーダーで読み取ることができます。

マイクロチップを犬や猫の体内に埋め込むことで、迷子になってしまったり、捨てられてしまったりした子の飼い主を特定することができるようになります。

テト
テト
つまり迷子札を体内に埋め込むって感じにゃ!

大きさは直径2mm、長さ8〜12mmととても小さいです。表面は生態適合ガラスで覆われています。 耐用年数は30年なので、一度埋め込めば取り替えるなどの必要はありません。第三者によりデータが書き換えられることもないため、確実な証明となります。

マイクロチップを入れる時期

個体差もありますが、猫の場合は生後4週間頃から、犬の場合は生後2週間頃から埋め込みが可能です。去勢や避妊手術で麻酔をかけている時に入れてしまうことが多いです。

マイクロチップをいれるメリット

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップを入れる目的と最大のメリットは、脱走、災害、事故、盗難などにより飼い主と離ればなれになってしまっても、飼い主の元に戻ってくる確率が高くなることです。

ピノ
ピノ
マイクロチップを入れていると、猫の場合の帰還率は、入れてない時と比べてなんと20倍も高いんだからねっ!

例えば迷子になって保健所などに保護されたペットが、飼い主不明のまま殺処分されてしまうことを防ぐこともできます。 また、首輪に付ける迷子札とは異なり、消失するリスクがないというのは大きなポイントです。

マイクロチップをいれるデメリット

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
体内に埋め込むため身体への影響が気になるところですが、日本獣医師会によると「副作用やショック症状などの事故はない」とのことです。 環境省からも「これまで、故障や外部からの衝撃による破損の報告はない」と記載されています。

マイクロチップによって悪い影響が起こる可能性は非常に低いと考えて良さそうです。

テトがマイクロチップを入れたときの様子

テトは去勢手術の時にマイクロチップを埋め込むのをすっかり忘れていました。1歳4ヶ月にしてマイクロチップを入れることとなりました。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
専用のインジェクターを使って、首の後ろ側にマイクロチップを挿入します。普通の注射器より太い針の中にマイクロチップが入っています。痛みは通常の注射と変わらないか、少し痛いくらいのようです。数秒で終わるため麻酔や鎮静剤は使いません。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
首の後ろ側の毛を掻き分けて消毒を行います。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
看護師さんが暴れないようしっかり保定してくれています。先生が首の後ろのお肉をぎゅむっと摘まんで注射針を刺します。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
針が刺されると痛みからか身動きをするテト。鳴いたり唸ったりはせずにじっと堪えます。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップを体内に入れ終わると、ゆっくりと針を抜きます。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
傷口を圧迫しながら、先生と看護師さんが「良く頑張ったね~」「えらい!えらい!」と声をかけながら撫でてくれました。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップがきちんと反応するか、リーダーで確かめます。「ピッ!」と音がなれば成功です。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップが無事に挿入できました!飼い主に助けを求めているようなテトのこの表情。その後は特に痛がる様子も、気にする様子もなく普段通りでした。首の後ろ側を触ってもマイクロチップがどこにあるかも分かりません。

マイクロチップを挿入しただけでは、まだ機能は使えません。後日、埋め込んだマイクロチップに飼い主のデータを登録する手続きをする必要があります。

マイクロチップの費用と手続方法

マイクロチップ挿入にかかる費用

マイクロチップを入れて機能させるためには、「病院での施術費用」と「登録料」が必要です。

  • 施術費用:3,000〜5,000円+税
  • 登録料:1,050円

施術費用は動物病院によって金額が変わります。中には1万円近くかかる場合もあるそうなので、事前に金額を確認しておくと安心です。登録料は、飼い主のデータをAIPOに登録するために必ず必要です。

AIPOとは?

動物ID普及推進委員会のことで、マイクロチップによる動物個体識別の普及推進を行っている組織です。全国動物愛護推進協議会と日本獣医師会の人達がペットの不幸を減らすべく、日夜頑張っています。

マイクロチップの手続方法

実際にテトが動物病院でマイクロチップを埋め込んでから、登録手続きを済ませるまでの流れを、写真と一緒に紹介します。ちょっと面倒くさいですがとても簡単です。

1、動物病院に行く

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップ挿入は医療行為のため、動物病院で行います。

2、申込用紙に記入する

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
病院が用意してくれた登録申込書に、住所、名前、連絡先を記入します。記入した登録申込書(獣医さん記入済み)と住所記入済みの送付用封筒を貰います。

3、登録料を支払う

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
後日、郵便局で登録料1,050円を支払います。登録申込書についている振込用紙を窓口に出して、お金を払うだけです。クレジットカードのみですが、オンラインでの決済も可能です。

4、受領書と登録申込書を送る

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
払込金受領書を登録申込書の指定の場所に貼り付け、返信用封筒に入れてポストへ投函します。飼い主用の控えを一緒に送ってしまわないよう注意します。

5、登録完了通知書が届く

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
しばらくすると、から登録完了通知のハガキが届いて登録が完了です。裏側にはID番号とペットの情報が記載されていて、領収証にもなっています。

引越しなどで住所変更したり、飼い主が変わったり。ペットが死亡した場合はマイクロチップの登録内容の変更手続きが必要です。 手続きは無料で行えますが、登録申込書の飼い主控えか、登録完了通知のハガキが必要になるのでどちらも大切に保管しておきましょう。

法改正でマイクロチップが義務化へ

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
2019年6月に動物愛護法の改正により犬猫へのマイクロチップが義務化されることになりました。およそ3年以内には施行される見込みです。

マイクロチップ義務化の目的としては以下の5点が挙げられます。どれも犬猫の不幸を少しでも減らすための内容になっています。

  • 飼い主に捨てられる犬猫を減らす
  • 虐待を防ぐ
  • 悪質な繁殖をなくす
  • 迷子になった子の身元確認ができる
  • 飼い主不明の子の殺処分を減らす

マイクロチップ義務化により、ペットショップなどでは既にマイクロチップを装着済みの状態で販売されます。 人から貰ったり拾ったりした場合は努力義務が課せられます。既に犬猫を飼っている場合も同じく努力義務となります。

ちなみに、マイクロチップを挿入しなかった場合、飼い主側には罰則はありません。(ペットショップやブリーダーに義務が課せられているため)

マイクロチップまとめ

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
マイクロチップは最新型の埋込式迷子札。飼い主と離ればなれになっても戻ってくる確率を高めることができます。今のところ健康被害などは報告されておらず、安全性が高く作られています。

費用は施術費と登録料で5000円前後が一般的です。手続きは振込と申込書の送付のみですが、住所変更などの際には変更手続が必要になります。

数年以内に法改正により犬猫へのマイクロチップ義務化が決まっていますが、対象は販売される犬猫のみです。飼い主側には努力義務が課せられるようになります。

マイクロチップの施術の様子と費用と手続方法
我が家ではテトとピノを迎える前からマイクロチップを挿入をすることは決めていました。もちろん、脱走対策もしていますし、震災時の備えも考えてあります。

けれども、もしその時が訪れてしまったら、悲しみや不安の中でもきっと「マイクロチップを入れておいて良かった!」と希望が持てる筈だからです。本当ならマイクロチップには生涯活用することなく終わって欲しいのですが、もしいなくなってしまったときに「少しでも帰って来てくれる確率が上がるなら!」という思いでした。

現状、マイクロチップを入れるかどうかは飼い主さんの考え方次第となります。マイクロチップがどういうものなのか、大切な家族とどう過ごしていきたいか……その辺りを考えて検討されるのが良いのかなーと思っています。