前回の記事で「短毛種用の猫ブラシの選び方」をまとめました。同じ短毛種でも被毛の種類によっては使えないブラシがあったりとちょっと面倒くさいです。
ベンガル猫は他の猫とは異なり毛艶が良い傾向にあり、被毛の種類も日本で人気の猫の中では少数派です。そのためせっかく買ってみたブラシが使えなかった!なんてことも…。
そこで「ベンガル猫にはどんなブラシが良いのか」についてまとめることにしました。我が家のテトとピノが愛用している猫ブラシのレビューと共に紹介します。
ベンガル猫の毛質を理解しよう
ベンガル猫の特長のひとつに「シルクのような滑らかな毛並み」というのがあります。体の隅々まで栄養が行き渡っているベンガル猫は、ツヤツヤの毛艶をしています。
ベンガル猫の被毛はシングルコートという種類です。しかし、日本ではダブルコートの被毛を持つ猫の方が多いです。そのため、同じ短毛種でもダブルコート用のブラシを使わないよう注意する必要があります。
シングルコートとダブルコートについてのもう少し詳しい説明は「短毛種の猫用ブラシの選び方」でまとめてあります。具体的にどんな猫がシングルorダブルなのかなど、興味のある方は見てみてください。
ブラシの種類を知ろう
ベンガル猫の被毛がマイナーなシングルコートと分かったところで、今度はブラシの種類を2つ紹介します。
- 抜け毛を取り除くブラシ
- 毛づやをよくするブラシ
ベンガル猫に必要なブラシは「抜け毛を取り除くブラシ」と「毛づやを良くするブラシ」の2種類です。他にも「毛をほぐすブラシ」や「仕上げ用のブラシ」などもありますが、ベンガル猫にはあまり必要ではありません。
ブラッシングの順番は「抜け毛を取り除くブラシ」→「毛艶をよくするブラシ」の順番で行います。抜け毛がそんなに溜まっていなければ「毛艶をよくするブラシ」だけでもOK!
ベンガル猫にオススメのブラシ
それでは、実際に我が家のテトとピノが愛用している猫ブラシを紹介します!
今回は現在、愛用中のペティオのブラシからの紹介です。日本のペット用品老舗のうちのひとつなので、安心して使うことができると思い選びました。もちろん好みの形や色があると思いますので、他のメーカーのブラシでも大丈夫です!
ラバーブラシ
抜け毛を取り除くブラシです。ゴムやシリコン素材で、摩擦で抜け毛を絡めとります。
大きさ、形、色など種類も豊富でそれぞれの個体に合ったブラシを探すことができます。お値段もお手頃なものからあるので、気軽に試せるのも嬉しいです。
マッサージ効果があり、ブラッシング初心者の猫ちゃんにも使いやすいブラシです。丸洗いできるので、清潔に保つことができます。シャンプーの時の使用もOK!
ラバーブラシの使用感
写真のように抜け毛をしっかりと取り除くことができます。集めた抜け毛はブラシにくっついているので、散らばりも少なめです。
ブラシにくっついた毛はそのままでは取りにくいのですが、水で洗うと簡単にキレイにできます。毎回、使用後に洗うことで清潔も保てます。飼い主さんの手の大きさに合ったサイズを選ぶと使いやすいです!
ラバーブラシなどの抜け毛取り用ブラシの使用頻度は週に1度程度です。あまり回数を多くしても毛が取れなかったり、皮膚を傷めてしまうので「ちょっと抜け毛が気になるな…」と思った時に使っています。
獣毛ブラシ
毛艶をよくする仕上げのブラシです。豚や猪の毛を使っているので静電気が起こりにくくなっています。
獣毛ブラシの使用感
表面に残った抜け毛を取りながら、毛艶を良くしていきます。テトとピノは獣毛ブラシが好きで、頭や首の周りをブラッシングすると気持ちよさそうです。
全身を一通りブラッシングすると、撫でると分かるくらいには毛づやが良くなります。小さいサイズのブラシにしましたが、小回りが効くのでとても使いやすいです。
獣毛ブラシの使用頻度は週2回程度です。抜け毛取りブラシを行った後の仕上げに使ったり、撫でたときに毛並みがごわついてきたのを感じた時などに使っています。
ベンガル猫にオススメのブラシまとめ
短毛種であり、シングルコートであり、毛づやの良いベンガル猫には、たくさんの種類のブラシは不要です。
最低限、必要なのは「抜け毛を取り除くブラシ」です。個人的には「毛づやを良くするブラシ」もおすすめです。猫ちゃんによって好みのブラシは異なりますので、まずはお安い価格帯のものから色々試してみてください!
今回は我が家で愛用しているブラシから、ベンガル猫におすすめ!というものを紹介しました。他にも猫用ブラシはいくつか種類があるのですが、それについては「短毛種の猫用ブラシの選び方」でまとめてあります。猫用ブラシの基礎知識を知りたい方は是非見てみてください!