おむたが譲渡会に参加する当日の朝。
ボランティア団体に「カラスに狙われていた仔猫2匹を保護したので、引き取ってもらえないか」という依頼が入りました。
500gの小さな仔猫が2匹
譲渡会終了後に仔猫を引き取りに向かうと…小さな2匹が身を寄せ合っていました。
まだ生後1ヶ月も経っていなさそうな感じです。
日曜日で動物病院はお休みなので、一晩隔離することに。
サークルの中のダンボールハウスでくっつく2匹は、人に対して「シャー!」と威嚇をしていましたが、それも最初だけ。
白い仔猫はご飯を出すとすぐに自分から食べ始めました。
食欲は問題なさそうです。
キジトラの方は自分からはまだご飯が食べられないようで、少しずつ食べさせるとちゃんともぐもぐ食べられました。
白い子の名前は『あっち』
たくさん鳴いて、もう一匹をリードするような積極性の感じられる性格です。
猫風邪で目ヤニがたくさん出てしまっていますが、クシャミや鼻水はありません。
キジトラの子は『こっち』
あっちに比べて控えめで大人しそうな性格です。
こちらも少しの目ヤニと涙目がでているので、猫風邪だと思われます。
2匹はまだまだ不安そうにぴったり一緒にくっついて夜を過ごしました。
初期医療へ連れて行きました!
翌朝、初期医療のため動物病院へ。
もう威嚇はありませんが、元気に「ミー!ミー!」大騒ぎです。
まずはあっちから。
性別は男の子でした。
目ヤニの原因はやはり猫風邪だそうです。
コットンで目ヤニを拭いてもらうあっち。
気持ちよさそうです。
少し小柄ですが、生後5ヵ月くらいとのことでした。
次はこっち。
性別は女の子でした。
こっちも目ヤニをキレイにしてもらって…
ノミダニやお腹の虫に効果のある駆虫をしてもらいます。
血液検査の結果、エイズも白血病も陰性!
まだお母さんの免疫が残っているので、確実な結果は生後半年になるまで分かりませんが取り合えずは安心です。
ワクチンは猫風邪が治ってからとなりました。
処方はお顔を拭くための消毒液(次亜塩素酸水)と目薬が2種類。
細菌の増殖を阻害する『オフロサキシン』と、炎症を鎮める『ティアローズ』をトータルで1日6回くらい点眼していきます。
まずは猫風邪を治すところから!
目の周りをキレイにしてもらったら、とっても美人さんに!
2匹ともまだ瞼の裏が腫れているので、少し目が小さく見えます。
しばらくは目薬でのケアと1日4回のご飯のお世話となります。
仔猫の胃はとても小さいので消化が早く、空腹の時間が長く続くと低血糖になってしまう可能性もあり気が抜けません。
一生懸命お世話するから、猫風邪なんてすぐに治しちゃおうね!
こうして新しい預かり猫が増えた我が家なのでした。
1~2週間くらいは寝不足が続きそうです(笑)
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