とら子の姉妹猫であるしま子がやってきて2日が経ちました。
捕獲に時間がかかってしまい1ヵ月半ぶりの再会となった2匹なのですが、とら子はどうやらしま子のことを忘れてしまったようです。
この記事は「ごはんを食べないコワがりとら子8」の続きです。
姉妹は1ヵ月半ぶりに再会したけれど…
姉妹猫として生まれたときからずっと一緒に生きてきたとら子としま子。
しかし、とら子はしま子のことをすっかり忘れてしまったようで、しま子に対して威嚇のシャー!をします。
とら子に近づきたくても、一定の距離を保って様子を伺うことしかできないしま子。
野良時代は生まれたときからずっと一緒に過ごしていたのに、今のとら子にとってはしま子は知らない猫です。
せっかく姉妹猫に再会できたのに威嚇されるし、知らない場所はまだまだコワいしで、戸惑うしま子。
とら子が先に保護されてから世界で唯一の相方を失ったしま子は、1匹でも一生懸命お外で頑張ってきました。
どうにか思い出してほしいのですが…
「思い出して―!」と言うようにニャーニャーと大きな声で呼びかけるしま子。
そんなしま子がコワくてカーテンの裏から出てこようとしないとら子。
そんなとら子に果敢に挑んでいくしま子。
「出で来ないなら、こっちから行くにゃ!」
薄いカーテン1枚ごしに近づくのが今はやっとです。
せっかく再会できたのに、忘れられちゃうなんて…しま子の気持ちを思うと切ないです。
とら子も忘れたくて忘れたわけじゃないんだよね…。
2匹がいずれまた仲良くなれる日が来るのか…飼い主も不安です。
限られた時間で思い出せるように!
しま子が保護されたのは、譲渡会の5日前でした。
譲渡会までには何とか2匹一緒に出られるようにしなければならず、あまり時間がありません。
テトがよく分からない遊びをしていると思ったら…
とら子に拒否されて困ったしま子が隠れていました。
不安いっぱいのしま子を他所に、キャットタワーで優雅にお昼寝をはじめたとら子。
しばらくは引きこもるかと思いきや、意外とアグレッシブにあちこち出てくるしま子。
譲渡会まで残り3日…ここはちょっと強引な手段にも挑戦してみようと思います!
強制的に仲良くなろう!作戦
譲渡会用の中ケージに2匹を収納してみました。
本当は時間をかけて2匹の気持ちを最優先にしてあげたいところなのですが、今回は次の譲渡会に出さなければならない事情もあるので、ちょっと強引ですが頑張ってもらいます。
これで、とら子の威嚇がなくなり、あわよくば思い出したりなんかしてくれるといいのですが…!
威嚇はしないけれど、お尻同士を突き合わせて数分…2匹の緊張はなかなか取れません。
もう君たちは今夜は一緒に寝よう!(しま子の夜鳴きめっちゃ酷いし)ということで、同じケージで一晩過ごしてもらうことにしました。
お互いの威嚇はなくなったので、一緒に空間にいるということを受け入れてくれることが目標!
「ちょっと意味わかんないですにゃー」
「どういうことにゃん!?」
そんな感じで一晩…
夜中は夜鳴きもそこそこありつつ、ガシャガシャと音がしつつ…
翌朝には置いてあったご飯は完食しつつ、ケージに入れておいた段ボールベッドが粉々に粉砕されていました。
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