おむたが我が家にやってきて、4ヵ月。
最初は『触れるけど人がコワい』と、人が近づこうとすると逃げるような状態でしたが、ゆっくりじっくり距離は縮まっていき…
いよいよ自分から甘えてくるようになりました!
この記事は「触れるけど人がコワい猫5」の続きです。
お引越しは唐突に
警戒心の強い子ほど、人と距離のあり、全体を見渡せる高い場所で過ごすことを好む傾向にあります。
おむたも人の手が届かない、この180cmある棚の上が一番のお気に入りでした。
そんなおむたですが、いよいよこの棚を完全に卒業する時がやってきたのです。
ある日から棚に登らなくなり、リビングにあるキャットタワーの天井に場所を移したおむた。
人との距離がより近くなるリビングにお気に入りの場所を移動したことには大きな意味がありました。
その後、宇宙船ハウスを使ってみたりもしましたが…
もう一カ所、気に入ったのはテレビボードの下でした。
おむたは他の猫が大嫌いなので、猫からも逃げやすいテレビボードの下と、キャットタワーの上で過ごすようになりました。
今まで人の手が届かなかった場所から、人が暮らす空間への拠点移動は確実に距離が縮まっている証拠です。
自分から甘えてくるように!
テレビボードの下に潜むおむた。
お世話係がキッチンへ行くと「美味しいものがもらえる気配!」と察知してテレビボードの下からでて待機したりするようになりました。
ただ手を洗いにキッチンに行くだけでも、出てきて期待した顔をしてお座りしているのがとっても可愛いです。
そんなおむたの名前を呼びながら、手を差し出すと…
自分から顔を擦り付けてくるように!
撫でて欲しいところを擦り付けながら、可愛い声でにゃ~と鳴いて甘えてきます。
尻尾も上向きの嬉尻尾で、手に顔を擦り付けながら人の周りをぐるぐる。
おむたのコワい存在だった人が「自分に良いことをしてくれる存在」に変わったのだということがハッキリと分かりました。
人が寛いでいる傍で、自分もごろんして無防備な状態になるのは以前では考えられませんでした。
最初の頃は「ずっと馴れないんじゃないだろうか…」なんて不安になったりもしましたが、おむたにはそんな心配いらなかったようです。
まだ後ろ脚の肉球を触ると嫌がったり(前脚は許可を頂けた)、抱っこはコワかったりと完全な人馴れとは言い切れませんが、それでも自分から甘えてくるようになったのは本当に大きな変化でした。
3回目の譲渡会へ
人に甘えることを覚えたおむた。
譲渡会で提示するおむたの説明文も人馴れ具合に合わせて毎回、変化していきます。
と、いうわけで今日は3回目の譲渡会。
譲渡会用の小ケージに入れるために、まだ抱っこできないおむたを洗濯ネットで捕獲します。
おむたは洗濯ネットを見ただけで逃亡しますが、何度もやっているとこちらも慣れるものです(笑)
小ケージに入れる前に爪切りをしておきます。
準備が整ったら出発です!
3回目の譲渡会ですが、やはり環境の変化と大勢の人に、かなりストレスを感じてしまっているおむた…今回も固まっています。
緊張やストレスで涎が出てしまっているおむた…よく頑張ったね(涙)
果たして今回、ご縁は繋がるのでしょうか…。
有給必須の大事件!
譲渡会から数日後。
おむたが大事件を起こしました。
収納していた光回線のコードをひっぱりだして切断!
在宅勤務の我が家のネットは死亡し、復旧は翌日までかかる見込み…
仕事は完全ストップ!有給とるしかない!(笑)
大事件を起こした犯人の様子。
自分がしでかしたことの重大さをまったく分かっていません。
復旧のためにあちこち電話をかけて大騒ぎしているお世話係を他所に、気持ちよさそうにお昼寝しちゃったりして。
翌日、無事にネットは復旧。
今回はおむたが感電するなどの危険な状態にはならずに済んだものの、同じ事故が起こらないようにケーブル収納ボックスを設置しました。
猫と暮らしていると本当に色々なことが起こります。
でもきっと後で笑って話せる思い出になるんだろうな。
この記事の続きは「触れるけど人がコワい猫7」へ。