飼い主に虐待を受けていて、保護後に糖尿病が発覚したノル。
すっかり我が家の飼い猫のようになってしまっている感じですが、そんなノルの久しぶりの近況報告です。
実は22年秋に救急センターのお世話になるという、ちょっとしたハプニングもありました。
この記事は「虐待されていた猫がやってきた話14」の続きです。
我が家での生活も3年目に突入!
ノルが我が家に来たのは保護猫ボランティア団体に入ってまもなくの20年10月でした。
保護後に糖尿病が発覚し、お金も手間もかかる疾患から譲渡先が決まる予兆すら感じられずに、いつの間にか2年の月日が経っていました。
糖尿病の数値はとてもいい具合に安定しており、通院も2〜3ヶ月に一度のペースまで落ち着いています。
車が苦手で酔ってはいてしまうので、通院ペースが下がるのはノルにとってもありがたいです。
体重も6kg弱を維持しています。
おっきなあくび。
毎日、変わらずにヘソ天で部屋の真ん中やお気に入りのベッドの上で転がっています。
テトやピノとも、問題なく過ごしており、たまに一緒に並んで寝ている姿も…。
ノルはどちらかというと、独りで過ごすことも好きなタイプですが、受け入れた猫相手には来るもの拒まず…な感じです。
そして、何となく人がいる部屋に集まって過ごすことの多い、我が家の猫たちなのでした。
また譲渡のハードルが上がってしまった
譲渡会にはたまに参加していますが、申し込みは頂いたことはありません。
見た目で興味を持ってもらえても、やはり『糖尿病』を患っていることを知ると、申し込もうと思う人はなかなかいません。
1日2回のインスリン注射は、未経験の方にはやはりハードルが高いです。
定期的な通院や、医療費、療養食代なんかを考えると難しいのが現実です。
なので、あまり期待はせずに「このままずっと家にいてもいいや」という気持ちで過ごしています。
そんなノルですが、22年秋に体調を崩してしまい、救急センターのお世話になるという事件がありました。
ある夜、ノルが開口呼吸をしていることに気づ来ました。
猫が口で呼吸をするのは危ないサインなので、すぐに救急センターへ連れていくことに。
結果、何と猫風邪によるただの鼻詰まりだったのですが…安心したのも束の間、検査で新たな疾患が見つかりました。
見つかった疾患は『慢性気管支炎』です。
肺の中の血管が白くイルミネーションのように写っています。
長らく宜しくない環境で暮らしていたため、その影響もあるだろう…とのこと。
後日、病院でネブライザーをしてもらっているノル。
しかし、ノルは糖尿病なので慢性気管支炎の治療で使用するステロイドは使用することはできません。
どこまで効くのか分からないのですが、週1ペースでステロイドなしのネブライザーをすることとなりました。
その後、何度かネブライザーを試したところ、水を飲んだ後に咽せることが少なくなったりと一定の効果が見られたので継続決定。
ネブライザーは1回20分位かかるので、抱っこでやると結構大変です。
こうしてまた譲渡のハードルが上がってしまったノルなのでした。
色々あるけど幸せそうだからOK
冬になってからは新しい鳥ベッドがお気に入りになったノル。
丸くて少し狭いのがいい感じらしく、むっちりハマって過ごしてました。
可愛い鳥さんですが、思ったより大きくてやや邪魔(笑)
たまに仲良く2匹で詰まっていたりもするけど…流石に狭そう。
狭いところが好きなノルは、ダンボールハウスがあると必ず詰まりにいくくらい大好きです。
と思ったら、よく分からない隙間に挟まってみたり…
明らかに狭そうだけど、ノル的には快適そうにしてたり。
新しい疾患は見つかってしまいましたが、ノル自身が幸せそうに過ごせているのでOKかな?
たまに毛玉になる。
そんなノルも今年の春で13歳を迎えました。
人間でいうと68歳です。
でもまだまだ若いモンには負ける気がしないノル!
今日も元気いっぱい、幸せ生活を送っています。