猫は水分不足が原因で腎臓疾患になりやすく、日ごろからお水を飲む量を気にしている飼い主さんはとても多いです。
猫の1日に必要な水分量は体重1kg当たり40~50mlのと言われています。3kgのピノなら120~150ml、6kgのテトでは200~300mlくらいになります。実際に計量カップで測ってみると「毎日こんなに飲んでるのかな…?」と思いたくなる量です。
我が家でもテトとピノの水分不足対策は気を付けているのですが、今回はそのひとつとして「おやつで美味しく水分補給」する方法をおすすめしたいと思います。
猫の水分不足は万病の元!
もともと水を飲む量が少ない傾向にある猫にとって、水分不足は尿路結石や膀胱炎、腎不全などに病気に繋がります。特に慢性腎不全は猫がかかりやすい病気であり、水分補給による予防がとても大切です。
我が家でも猫の健康と莫大な治療費への恐怖から、病気を予防するために水分不足対策にはかなり気を付けています。
猫の飲水量を上げるには?
喉の渇きに鈍感な猫の飲水量を上げるには、日常生活の工夫がポイントです。
- 自動給水器で猫の興味を惹く
- 主食にウェットフードを取り入れる
- 運動をたくさんさせる
自動給水器の動く水に興味を持ってもらったり、水分量の多いウエットフードを主食に取り入れるのが一般的な方法だと思います。その他にも、我が家で見ていて感じたのが、走り回るような激しい運動の後には人と同じように喉が乾いて水を飲みたがる傾向にあります。
今回はそんな日常的な水分不足対策に加えて、「おやつで美味しく水分補給」する方法を紹介します。
イナバの『だしスープ』とは?
全10種類
通常価格:70円(40g)
給与量:1日2袋まで
猫用のスープ系のおやつは沢山ありますが、水分量が多く、美味しく食べてくれるという部分を重視して『だしスープ』シリーズを選びました。
具材がしっかり入っていて、食べ応えのあるスープです。飼い主が味見してみましたが、素材の味や風味がしっかり出ていて普通に美味しかったです。
地味にありがたいのが、パウチの真ん中にも両側に小さく切れ目が入っているところです。目立たないので気付きにくいですが実はこれ、底に残ってしまった具材が取りやすくなっている親切設計なんです。日本メーカーならでわの細かな配慮ですね。
『だしスープ』おすすめの与え方
我が家では1パックをぬるま湯などで薄めて水分量を増やし、2匹で分けて与えています。ぬるま湯の量はスープの入っていたパウチ1杯分くらいです。そうすると、1食当たり150ml前後の水分量になります。
これを1週間に1〜2度くらいのペースで与えています。
単独飼育の場合は、ぬるま湯の量を減らすか、2日に分けて与えるのがおすすめです。開封済みのスープは冷蔵庫で保存して、早めに与えきるようにすればOKです。
テトとピノが『だしスープ』を食べてみた!
テトとピノに『だしスープ』を食べさせている様子を紹介します。パウチを開けると匂いを察知して、2匹ともすぐに集まってきました!
にゃーにゃー鳴いて、待ちきれない様子のテト。
ピノも立ち上がって目を真ん丸にしながら、鼻をスンスンさせています。
スープを置くと、2匹とも夢中で食べ始めます。
テトは大きな舌で豪快にものすごい速さでスープを舐め干していきます。
凄い顔だ…よほど美味しいらしい。
ピノも小さい舌で一生懸命、スープを頂きます。
あっという間に食べ終わったテト。ピノのお皿が気になる様子……。
ピノのお残しを貰おうと思っていたらしいけど、ピノもしっかり完食です。
物足りなさそうにピノのお皿もピカピカになるくらい舐めていました(笑)
実はピノは初めて『だしスープ』を出した時は警戒して口を付けませんでした。食わず嫌いなところがあるのですが、スープの味を知ってからは一瞬にして大好物になりました。
初見で食べない猫でも、スープを鼻先に付けるなどして美味しさを知ってもらうことで、ピノのように食べてくれる場合もあるようです。いつも食べているカリカリを少しだけ入れてあげるなどの方法もあります。
『だしスープ』は全部で10種類
具の入った『だしスープ』は全部で10種類あります。種類別に紹介します。
通常の5種類は「ささみ/かつお節入り」「ささみ/ほたて貝柱入り」「かつお/ほたて貝柱・ささみ入り」「まぐろ/かつお節・ささみ入り」「まぐろ/ほたて貝柱・ささみ入り」で1パック40g入りです。
更にクリーム系で「ささみ/ほたて貝柱・チーズ入り」と「ささみ/ほたて貝柱・甘海老入り」の2種類あります。通常の5種と同じく1パック40g入りで70円(税込)くらいです。
10~20円ほどお値段が上がりますが「乳酸菌配合」「毛玉配慮」「下部尿路配慮」の3種類もあります。おやつで水分不足+体調管理のフォローもできるのは嬉しいです。
更に同じシリーズで具材が入っていない35g×4連パックの『だしスープ』も6種類も発売中です。こちらはお値段が228円くらい(1パック:57円)なので、毎日食べさせたいお家では節約できますね。
サラサラのスープというよりは、若干ですがジュレのような感じでした。お味は出汁の風味がしっかり効いていて美味しかったです。
『だしスープ』についてまとめ
イナバの『だしスープ』は『CAIOちゅ~る』と同じ会社の商品だけあってか、テトとピノの食いつきも抜群でした!味もチキンやお魚など、たくさんあるので好みのものを選んであげられるのも嬉しいです。
猫用スープは水分不足対策に一役かってくれるので、おすすめの猫おやつです。日常のちょっとしたことの積み重ねで、病気になるのを防いでいきましょう!