テトとピノの日常

【猫の避妊手術】手術当日の様子から、掛かった費用・傷が治るまでの経過記録 番外編あり

2月末にピノが避妊手術を行いました。女の子なのでお腹を切らなければならず、病院に1泊お泊りすることになりました。生まれて初めて独りぼっちで過ごすことになってしまったピノの様子や、術後に傷が治るまでの経過観察をまとめました。これから避妊手術を行う予定の飼い主さんの参考になりますように。

避妊手術について

避妊手術の内容

猫の避妊手術の内容
お腹の毛を剃って、1cmほどお腹を切ります。そこから卵巣のみを取るか、卵巣と子宮を両方取るかのどらかになります。ピノの場合は身体が小さめだったので、獣医さんの意見を参考に卵巣のみの摘出をお願いしました。摘出後は抜糸不要の糸で結合部分が内側になるように縫われ、医療用ボンドで隙間を埋めます。傷を執拗に舐めたりしなければ、基本的にはエリザベスカラーや包帯は必要ありません。女の子はお腹を切るので病院に一泊して、翌日の帰宅となります。

避妊手術を受けた時期

予防接種の際に獣医さんに相談して、発情期を迎える前に行うことにしました。一般的には生後6〜8ヶ月が適していると言われていますが、個体によってはそれよりも早く発情を迎える子も多いそうです。特に春と秋は猫の発情の季節なので6ヶ月未満でも発情する可能性が高くなります。
猫の避妊手術の適切な時期
ピノも春には発情期が来てしまうので、生後6ヶ月になったばかりの2月末に手術をすることに決めました。当日の体重は1.9㎏でした。生まれつき小柄で我が家に来た時は1.2㎏しかなかったので、出来るだけ大きくなってから……という気持ちもありました。個体差がありますので、時期を迷う方はワクチン接種の際に獣医師に相談すると確実です。

発情期での手術リスク

発情期中の手術は多量の出血リスクがあり、術後の抜糸も必要になるなど、猫への負担が大きくなります。また、発情期を迎えてしまうと猫にとってもストレスとなります。発情前に避妊手術を済ませることが出来れば、猫への負担を最小限に抑えることが可能です。

避妊手術のメリット

猫の避妊手術でのメリット
  • 特定の病気を予防できる
  • 寿命が伸びる傾向にある
  • 発情による猫・飼い主のストレスがなくなる
  • 性格が丸くなったり甘えん坊になる

避妊手術をする最大のメリットは特定の病気(乳がん、糖尿病、卵巣の病気)を防ぐことができることです。それにより避妊手術を行わない猫と比べて平均的な寿命も伸びる傾向にあります。個体差はありますが、性格が丸くなったり甘えん坊になる子もいるそうです。実際にピノも手術後から、よく甘えてくるようになり、飼い主との距離が近くなりました。

避妊手術のデメリット

猫の避妊手術でのデメリット
  • 太りやすくなる
  • 手術代(お金)が掛かる
  • お腹を切らなければならない
  • 全身麻酔のリスクは0ではない

食欲が旺盛になり、結果的に太りやすくなる子が多いようです。ピノは元々そこまで食に強い執着はなく、体系も痩せている方なので今のところ実感はありません。ただ、男の子であるテトは去勢をしてからかなり食べ物に執着するようになりました。それ以外では、一時とは言えやはり健康なのにお腹を切る手術をしなければならないのは飼い主としても辛いところです。あまり多くはありませんが全身麻酔で亡くなってしまう子も0ではありません。

避妊手術当日からのまとめ

手術の前に

手術当日は朝ご飯は食べさせませんが、お水は飲むことができます。持ち物はキャリーとそこに敷く飼い主や猫の匂いが着いたブランケット。病院の診察券などです。念のためにいつも食べているご飯(生肉)を2食分持って行きました。
ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録キャリーを用意すると真っ先に中に入って落ち着くテト。本人的にお気に入りの場所らしい。でも今日は君がお出かけじゃないんだよ。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
テトの妨害を受けながらようやくキャリーの中に。朝ご飯は食べさせてもらえないし、いつもと違う様子に少し戸惑っている様子。病院に向かって出発です。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
キャリーから締め出されたテトは、タッパと保冷バッグに入れたピノのお弁当を嗅ぎつけて取り調べ中。(朝ご飯を食べたばっかりなのに……)

病院に連れて行く

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
病院に到着したら体重測定と簡単なボディチェックを行い、手術の説明を受けます。手術で不安なことがある場合はここで獣医さんに確認します。予防接種の時は好奇心旺盛な様子だったのですが、何故だか緊張して尻尾が丸まっちゃったピノ。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
簡単な健康診断を済ませたら、ピノを預けて飼い主は帰宅します。女の子の場合は病院に一泊するのでお迎えは翌日です。

病院から電話が来た

検査や手術で異常がなければ基本的には病院からの連絡はありません。(術後にこちらから様子を伺う電話は可能)しかし、ピノの場合は電話が来てしまいました。内容は「血液検査の結果、肝臓の数値が基準値よりも少し高い。避妊手術をやるか、経過観察にするか」と言う内容でした。数値自体は若干高い程度だったため獣医師のアドバイスの元、手術はそのまま行ってもらう事にして、肝臓数値に関しての詳細は翌日に説明を受けることとなりました。

ピノを迎えに行く

迎えに行く時刻の指定は特になく、病院の営業時間内であればOKとのことで、正午頃に迎えに行きました。幸い避妊手術自体は無事に終わり、手術中や術後の様子がどうだったのかを教えてもらいました。 ピノは病院ではずっと緊張していたらしく、ご飯も食べずオシッコもせず……。獣医さんの腕の中でもプルプル震えていました。それから抱っこを変わったのですが、ピッタリとくっつき顔を埋めてきたので驚きました。震えも直ぐに治まりました。
ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
普段はあんまり人にベタベタする子じゃなかったのですが、帰るまでずっと腕の中で丸まっていました。お家の匂い、飼い主の匂い、知ってる匂いで安心したんだね……。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
獣医さんが物を取りに処置室(手術とお泊まりした部屋)のドアを開けた時は必死に後退りしてました。「あの部屋いきたくない!やだ!」と言った感じで、ちゃんと理解してるみたいです。

帰宅、そしてテトとの再開

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
お家に帰ってキャリー越しにテトと再会したところ、何故か「シャーっ!」と威嚇するテト。喧嘩にはなりませんでしたが、しばらくピノのお尻をクンクン嗅ぎ回るストーカーと化していました。まるで初めてピノが家に来た時のようでしたが、すぐにいつも通りに戻りました。

帰宅後のピノの様子

病院での弱々しい様子が嘘のようにめちゃくちゃ元気になりました。ご飯も直ぐにたくさん食べて、オシッコも済ませると、テトに喧嘩をふっかけたり、オモチャで遊んだり、走り回ったり……。テトもいつも通りじゃれつくし、お腹を切ったとは思えない元気っぷりに逆に心配になりました。ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
吊りオモチャで大暴れしながら遊ぶピノ。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
あまりに激しくじゃれ合うので少し落ち着かせるために一時的にケージに隔離しました。

術後の対応はお薬の服用だけ

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
術後はしばらく抗生物質を毎食時に服用します。与え方はご飯に混ぜて一緒に食べさせます。抗生物質なのでしっかり飲みきります。4日程、服用させたら後は傷が治るのを待つだけです。

避妊手術に掛かった費用

血液検査:¥6,000
手術代:¥20,000
合計:¥26,000+税
入院費用も含めた金額になります。猫の避妊手術の相場は2万円~3.5万円程のようです。

傷の回復経過

手術翌日・病院にて

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
お腹の毛が剃られてしまってなんとも。キレイに縫われていますが、まだ『出来たばかりの傷』という感じです。

手術から2日後

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昨日とあまり変化はありません。傷もまだ赤みがかっていて痛々しいです。ピノはまったく気にしていないようで痛がっている様子もなく、舐めたりもせずにいます。

手術から5日後

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傷の部分が少しだけカサブタのような状態になってきました。赤みはまだ引きません。毛も少しだけ伸びたような……。

手術から1週間後

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傷の下が少しふっくらしています。獣医さんに聞いたところ、筋肉と筋肉を糸で縫ってあるので、それに反応して腫れることがあるそうです。殆どの場合は1週間程でなくなるそうです。(糸も半年程で溶けてなくなります)

手術から3週間後

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お腹の膨らみも収まり、傷も半分くらいまで小さくなりました。毛も少しづつ伸びてきています。

手術から1ヶ月後

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大分毛が伸びてきて目視で傷を確認しづらくなりました。触ってみるとまだ傷が確認できます。

手術から1.5ヶ月後

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傷は完全になくなりました。毛も伸びてきて、まだ少しだけ他より薄いですが大分目立たなくなりました。もう半月もすれば完全に元通りになりそうです。

健康診断で見つかった問題点

今回、手術の際に行った血液検査と健康診断でいくつか問題点が見つかりました。基本的にはどれも心配するような問題ではありませんでしたが、テトの時に何もなかっただけにその時はかなり心配しました。

肝臓の数値が高い

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基準値よりもほんの少しだけ高めの数値が出ました。ただ、何かしら発病しているわけでもなく、肝臓に異常があるからの数値なのか、そもそもの原因も分からない状態でした。幸い数値も少し高いという程度なのでしばらく時間を置いてから再検査することにしました。その後、ブリーダーさんにも相談したところ「仔猫のうちは意味もなく数値が上がったりすることがある。多少ならばそこまで神経質にならずに大丈夫」とアドバイスを貰いました。

真菌によるハゲ

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前足の付け根にハゲができていました。病院では詳しく検査をしないと原因は断定できないと言われましたが、真菌用の塗り薬を処方してもらいました。ブリーダーさんに聞いたところやはり『真菌』だそうで上手く毛繕い出来ない仔猫には珍しくないそうです。真菌についてはその後、3カ所にハゲができまして現在も治療中です。

歯肉炎

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口の中に傷が見つかりました。炎症を起こしているようで、肝臓数値の原因の可能性かもしれないそうです。原因はオモチャで怪我をしたのだと推測しています(ピノはとにかく何でもオモチャにして遊ぶのが大好きなので、なんでもガジガジして遊ぶ)こちらは口内環境を整えるサプリを出してもらいました。毎日服用することで口内環境を整える効果があるそうです。

目の中の出血

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術後に右目内部に出血が起こっているのが見つかりました。術前にはなかったので、術中や術後の麻酔が覚めるまでの間に出血したようです。症状から判断すると消去法で外傷性か緑内障だったのですが、どちらも明確な要素は見当たらず。こちらも原因が分からなかったので、目薬と止血薬で様子見となりましたが、その日の夜には見た目での症状は改善していました。かなり珍しい事のようです。

避妊手術まとめ

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
ピノには結構なストレスと負担を掛けてしまったようでした。お腹も痛いし、知らないところだし、隣の柵には知らない奴(患畜)がいてワンワン言ってるし、きっと猫生で一番長い夜だったと思います。どれだけ不安だったのかは再会してからの様子で見て取れました。一人ぼっちで怖かったろうに、良く頑張ってくれました!ピノはテトと比べて飼い主との距離がある子だったのですが、手術が終わってからは甘えて来ることがとても増えました。繁殖能力を奪ってしまいましたが、その代わりにテトと同じく、幸せに生きてくれるよう最期までずっと一緒に過ごします。

番外編 一人になった時のテトの様子

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
ピノを病院に預けて帰宅してから、既にいつもと様子の違うテト。久しぶりに単独飼育になったテトは飼い主に甘えまくる幼児帰り状態となりました。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
久しぶりに一人ぼっちで留守番してたのが寂しかったらしく、帰宅早々とにかく甘えてきました。床にゴロンとなって甘える仕草をしたのはこの時が初めて。単独飼育の頃はゴロゴロの安売りをしていたテトですが、大きくなってピノが来てからはたまにゴロゴロしに来る程度でした。しかし、余程一人ぼっちが心細かったのか帰宅後はしばらくゴロゴロしながらまとわりつかれました。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
飼い主が仕事を始めても、足元に鎮座。

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
時より、玄関の方に向かって誰かを呼ぶように鳴いています。きっとピノを探していたんだと思います。(ふるさと納税の段ボールがお気に入りの場所)

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
夜寝るときもピノが来てからはピノとくっついて寝るようになっていたのが、久しぶりに飼い主の上で寝ていました(とても重い)

ベンガル猫の避妊手術と傷が治るまでの経過記録
テトの中で、いつの間にかピノの存在も大きくなっていたみたいです。知らな間に立派なシスコンになってくれたようで飼い主はとても嬉しい。