「低木の枝に引っかかって動けなくなっている仔猫がいる…!」
そんなSOSによって保護された仔猫は、まだ324gの小さな小さな命でした。
324gの仔猫がやってきた!
ちぽが卒業してから間もなくして、小さな仔猫がやってきました。
大きさは女性の手のひらサイズでとっても軽いです。
幸い離乳は済んでおり、乳歯も生えていたので4~5時間おきの離乳食と排せつのお世話となりました。
まだ自我もぼんやりしているのか、寝るか、食べるか、排せつするかの3つサイクルで生きている感じです。
仔猫のために用意したハウスの中で、一日の大半はぐっすり眠っています。
まだ視界もあまり見えていないようで、黒目の焦点が定まっていません。
タコのぬいぐるみの足をカミカミしている。
たまにコロコロ転がったり、うごうごもぞもぞしていたり。
仔猫のお家と仔猫
仔猫のお部屋は大きめの収納ボックスを活用しています。
ボックスの中の温度を管理しながら、一部には湯たんぽを仕込んであるので自分で場所を移動して調節できるようにしています。
保護時の仮のお名前は小さい単位からとって『ナノ』になりました。
キトンブルーなので、本来の目の色もまだ分かりません。
乳歯が生えている時期にしては、とても小さいのですが元気です。
まだ爪がしまえないので出しっぱなし。
このサイズの仔猫は初めてなので緊張しますが、無事に譲渡できる大きさになるまでしっかりお世話させていただきますよ~!
お世話は離乳食と排せつ補助
離乳食時期の仔猫なので、4~5時間おきに食事と排せつ補助と体重測定を行います。
ご飯はロイカナのベビー用ムースにミルクを混ぜたものを与えます。
ご飯の前にティッシュでお尻をトントンして排せつを促します。
すぐにオシッコがでてきました。
排せつが済んだら体重測定をします。
体重がしっかり増えていることは仔猫が順調に育っていることの大切な確認になります。
いよいよお楽しみのご飯タイム!
「ちゅぱちゅぱ!」と音を立てながら離乳食を少しずつ吸い込んでいく食べ方をしています。
食べ飽きてきたら、スプーンに救って口元にもっていってあげて…
それでも食べなくなったら、お口を開けて上あごに擦りつけるようにして食べさせます。
「もちゃもちゃ…」
一口に食べられる量がとても少ないので、1食分を食べ終わるのに30分くらい時間がかかります。
全部食べ終わったら、また体重を測って記録をしておきます。
1日に5~6回の食事回数になるのですが、おおよそ20g前後ずつ毎日増えていく感じです。
初めてトイレでウンチができたよ!
ナノのお家に仕込んであったカメラを覗いてみると…トイレでなにやら踏ん張っている様子?
トイレから出たタイミングで確認してみると、ウンチがでていた!
まだ排せつ補助は続けていきますが、少しずつ自分でトイレができるようになって行けばお世話も楽になっていきます。
初めてのお部屋探索にでかけよう!
保護3日目くらいになるとボックスのフタを押し上げて外にでたがるようになったナノ。
ためにしお散歩させてみることにしました。
たぶん、まだあまり遠くまでは見えていないと思うけど…
できるだけ身を隠せるルートを通りながら探検開始。
耳が小さくて手足はしっかりの可愛いフォルム。
初めて目にするもの、触れるモノばかりの人間のお家。
2週間くらいは食事と排せつ補助と体重測定を引き続き行っていきます。
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