人を信頼できなくなり、恐怖心からガチの攻撃を仕掛けてくるようになってしまったみぃたん。
人がとにかく大嫌いで、最初は小さかった夜鳴きも日に日に大きくなってきました。
この記事は「トラウマから凶暴化した猫01」の続きです。
夜鳴きにはフェロモン剤
環境の変化から、ハンストや夜鳴きをする猫さんはとても多いです。
大抵は1週間程で徐々に解消されていくのですが…。
みぃたんは大嫌いな人間と一緒に暮らすストレスからか、最初は小さかった夜鳴きがどんどん大きくなっていき…1週間経っても鳴きやむ気配を見せませんでした。
結構、大きな声で何時間も鳴き続けるのでみぃたん自身も辛いと思います。
何か楽になる方法があるといいのですが…。
そこで思い出したのが猫のフェロモン剤『フェリウェイ』です。
個体により効く効かないはありますが、落ち着きや安心感を与える効果があります。
寝る前にシュッとしてから、ケージを布で覆うようにしたところ夜鳴きが激減しました!
その後、激減したとは言いつつも、みぃたんの夜鳴きは1ヵ月ほど続きました(我が家の最長記録更新)
ストレスでお腹を壊す
人間が大嫌いなみぃたんですが、そんな人間と一緒に暮らすストレスからか、ウンチが緩くなってきてしまいました。
最初は緩め程度だったのが、2~3日で下痢になってしまいお薬を処方してもらうことに。
病院には連れていける状態ではないので、ウンチだけを検査してもらい整腸剤と下痢止めを処方してもらいました。
触れないので当然ながらお薬を飲ませることはできません…。
なので、おやつなどに混ぜて食べてもらいます。
しかし、みぃたんは頭がよかった!
味のしない調整剤は食べてくれたのですが、苦い方のお薬はおやつの中に入れ込んでもすぐに見抜いて食べてくれません。
このままでは下痢が治らない…
そんなときに役立ってくれたのが投薬補助おやつ『メディボール』
粘土みたいなおやつの中にお薬をくるんで、できるだけ小さく丸めた(大きいと噛んでバレてしまう)ら、何とか食べてくれました!
その後、数日で下痢は改善しました。
ケージの外に出てみよう!
我が家にやってきてから2週間程が経ちましたが、みぃたんとの距離感に大きな進展はありません。
閉じ込められるのが嫌な可能性も考えて、一度ケージから出してみることにしました。
ケージのドアを開けて様子を伺ってみましたが、
「ニンゲンがいる間は絶対に出ないにゃ!」という頑なな意思を感じたので、一旦部屋から退散。
しばらくして、様子を見に戻ると…みぃたんの姿がない。
探してみると…
ああ…入っちゃだめなところにいる(汗)
隔離部屋は仕事部屋でもあるのですが、PCの裏の配線がたくさんあるところに隠れてしまいました。
電源コード類があって危ない場所なので…
みぃたんが留守になった隙を狙って段ボールで閉鎖!…したのですが、あっけなく突破されました(涙)
仕方なくワゴンをどかして居心地の悪い場所に。
案の定、丸見えになってしまったみぃたんは別の隠れ場所を探しに移動してくれました。
で、次に見つけたのがPCモニターのある液晶ペンタブレットの裏側。
コードはたくさんあるけど感電の心配はない場所なので、取り合えずはそっとしておくことにしました。
みぃたんが選んだ居場所は?
それから、夜になると突然みぃたんが隔離部屋からリビングへ現れました!
他の猫の視線をかいくぐりながら、リビングをトコトコ横断して…
寝室のカーテンと窓の間へ隠れたみぃたん。
外への渇望がまだまだ根強いので、どこか外へ出られる抜け穴を探しているのかもしれません。
数時間ほど、寝室で過ごしていたのですが、また突然でてきてトコトコとリビングを横断し…
仕事部屋のエアコンの上に帰宅しました。
この日から、みぃたんのお気に入りの場所はエアコンの上と、
その隣の高い棚の上になりました。
人への警戒心がある子は、みんなこの棚の上で落ち着きます。
思っていたよりも大胆にお家探検を済ませたみぃたんですが、落ち着ける場所が見つかってよかった!
人への憎しみが和らがないうちは、本当の意味で安心することは難しいかもしれないけれど、少しでも落ち着ける場所になりますように…。