温かいところが大好きな猫にとっては冬の寒さは大敵です。けれども、冬は夏以上に電気代がかかりがちです。
そんな時に便利なのがミニホットカーペットです!
電気カーペットは適切な温かさが長時間継続してくれるので、猫にはぴったりの暖房器具です。他の暖房器具に比べて電気代も破格なので、冬の猫暖にはおすすめのアイテムです!
人間用とペット用のカーペットの具体的な違いや安全性、電気カーペットを使ってみたテトとピノの様子、おすすめの電気カーペットなどを紹介します。
猫はミニホットカーペットで温まる!
我が家で現在、使っているのは『山善のミニホットカーペット』です。
- 価格 :2,000円前後
- サイズ :40×40cm
- 表面温度:約45度
我が家では飼い主の足元用に購入したのですが、購入後すぐにテトとピノに奪われてしまいました。しかし、猫がくつろぐには少しだけ温度が高いので、厚手のブランケットを折りたたんだものを敷いています。
2年ほど、飼い主と奪い合いながら兼用で使っていますが、低温やけどなどの問題は起こっていません。保護猫達にも人気スポットです。
うちにいる猫達は若い子が多いので、暑くなると自分で移動することができます。まだ生後まもない小さな子猫や、介護が必要な老猫などには、猫用のカーペットを使ってください。
もし人用を使う場合は、使用状況に充分注意し、何かあっても自己責任で対応する必要があります。
電気カーペットの人用とペット用の違いは?
そもそも、電気ホットカーペットは人用とペット用は何が違うのでしょうか。ペット用の電気ホットカーペットの特徴をまとめました。
補強対策がされている
ペット用では猫や犬が噛みついても大丈夫なように、コードやカーペット本体がが補強されている商品が多いです。
その代わりコードが太くて硬くなったり、本体に厚みが出たりして硬くて使いくく感じることもあるようです。
温度が低い
猫と犬で最適温度は異なりますが、人用よりも5~15度くらい温度が低くなっています。ペット用は高くても39度くらいまでしか温度が上がりません。
猫の最適な温度は体温を基準にして38~40度くらいが良いとされています。対して人用の商品は40度以上が多いです。
防水や汚れ対策がされている
ペット専用として発売されているホットカーペットはお手入れ前提で作られている商品がほとんどです。
カバーを取り外して丸洗いができたり、本体も防水加工がされているなど安全性にも考慮されています。
サイズが小さく価格が高め
人用のミニカーペットに比べて、ペット用はサイズが小さくなっています。商品写真で見るよりも小さく感じる商品が多いので、購入前には必ず大きさを確認するようにしましょう。
防水や補強など特殊な加工が必要なため、人用に比べてお値段も高くなるようです。
電気ミニカーペットのメリット
電気代が安い
暖房器具としては、エアコン、電気ストーブ、ホットカーペット、こたつなどになりますが、ミニホットカーペットはその中でも断トツで電気代が安いです。
1日24時間使ったとして1ヶ月辺りの電気代は約360円です。猫が過ごすスペースだけ温めるのには最適です。
ずっと温かくて安全
電気カーペットなので、付けてるうちはずっと温かいままです。
冬の暖房器具の中でもホットカーペットは安全性が高く、正しい使い方をしていれば火災の心配もありません。
シーズンオフには収納もコンパクト
ミニホットカーペットは薄くて小さめなので、収納にもスペースを取りません。
だいたい、10~3月頃まで使うので1年の半分くらいはしまっておくことになるのですが、収納がコンパクトなのはとても助かります。
ミニホットカーペットの注意点
コードを噛む子は対策を
人用、ペット用のホットカーペット問わず、コードに興味を示す猫ちゃんの場合は100均一のコードカバーなどで予め対策をしておきましょう。
普段、コンセントに興味を持たない子でも、念のためイタズラ防止をしておくと怪我の心配がなくなり安心です。
ペット用カーペットではかじり防止のコードになっている商品もあります。コードに興味を持つ子には補強されている商品を選びましょう。
おすすめの使い方
我が家ではミニホットカーペットの上にブランケットを敷いたところ、テトもピノもとっても幸せそうでした。
長時間、過ごすので猫の毛がたくさん付きますが、ブランケットを敷いておけば本体に毛が付きにくくなります。
フローリングなどに直接置くと下からの冷えがあるので、ラグや座椅子などの上に乗せてあげると良いです。
コードは興味を持たれないよう、家具の隙間を通して、目立たない場所のコンセントに刺しています。
普段はスマホの充電コードやイヤホンをもてあそぶテトとピノですが、コードやコンセントを隠したことで、かじられることなく安全に使うことができています。
実際にテトとピノが使ってみた
飼い主用のカーペットが猫達に奪われている様子を紹介します。
我が家は昼間も殆ど在宅しているのでエアコンも付けているため室内は温かいのですが、それでも電気カーペットには猫達が群がってきました。
最初は足元に置いて飼い主が使っていたのですが、すぐに横取りされてしまいました。飼い主の足の置き場所がなくなってしまった…。
放っておくと気持ちよさそうにゴロンと転がって眠っています。
諦めてブランケットを乗せて猫専用スペースとして設置したところ、テトとピノのお気に入りの場所になりました!
2匹で仲良く?ぎゅうずめになって使っています。
自分より小さなピノを容赦なく枕にして気持ちよさそうなテト。
毎日、ミニカーペットの上で仲良くぬくぬく過ごすようになりました!
我が家の人用に買ったミニホットカーペットは45度と、猫には高めの温度になるのですが、今のところ低温火傷などはありません。
猫暖用ミニホットカーペットのまとめ
猫の冬対策には電気代の格安なミニホットカーペットがおすすめです!猫に快適な温度を長時間保っていられるのに、電気代がとっても安いのが魅力です。
我が家ではエアコンを付けている時でも、テトとピノはほとんどの時間を電気カーペットの上で過ごしていました。
ただし、人間用のミニホットカーペットは猫には温度が高めな商品があるので注意してください。使う場合は自己責任で、コードや本体を噛んだりしないように注意!
おすすめホットカーペット
我が家で購入を検討している際に集めたミニホットカーペットのリストを紹介します!
大きさとしては40×40cmで3kgのピノがゆったりくつろげるくらいです。2頭だとちょっと狭そうでした。
アイリスオーヤマ ペット用電気ホットカーペット
アイリスオーヤマのペット用電気ホットカーペットです。サイズの種類が豊富で、安全性も高めの選びやすい商品です。
標準価格 | 2,500~6,500円 |
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サイズ | S、M、L、LL、L3 |
温度 | 28度/38度 |
本体厚さ | 1.5cm |
カバー取り外し | 可能 |
コードの長さ | 約85cm |
サイズがS~3Lまで5種類あります。猫はS~Lサイズくらい、2匹で使うならLLサイズが良さそうです。
大きさ | 電気代(1H) | |
---|---|---|
S | 直径30.5cm | 0.3円 |
M | 37.5×26.5cm | 0.3円 |
L | 43×31cm | 0.5円 |
LL | 53×40cm | 0.9円 |
L3 | 72×53cm | 1.9円 |
コードや本体はしっかりと補強されているので安全性は高いです。しかし、補強されたコードが硬い、短いので延長コードが必要というデメリットがあるようです。
専用のカバーが付いていて、ファスナーで取り外しが可能です。汚れたら丸洗いもできます。カバーなしでも使用できます。
モチーフベッドとと組み合わせて使うことができます。リンゴやくまなど、かわいいデザインが豊富で、毎年新デザインが出ています。
ペティオ ペットのための電気ヒーター
ペット用品で有名なペティオからもペット用電気ヒーターが発売されています。リバーシブルで温度変更が調整しやすいのが特徴です。
標準価格 | 3,000~5,000円 |
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サイズ | 丸型、S、M、L |
温度 | 32度/39度 |
本体厚さ | 3cm |
カバー取り外し | 可能 |
コードの長さ | 約1.5m |
サイズは丸型とS、M、Lの4種類あります。猫にはMかLサイズだと、のんびり使えそうです。
大きさ | 電気代(1H) | |
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丸 | 直径30cm | 0.3円 |
S | 20×29cm | 0.3円 |
M | 26×37cm | 0.4円 |
L | 31×43cm | 0.5円 |
低温(32度)と高温(39度)がリバーシブルになっています。コード、本体はげっ歯類で使えるくらい、しっかりと補強されているので安全に使うことができます。
専用のカバーは取り外しができるので丸洗いが可能です。本体は丸洗いはできませんが、表面の汚れは拭き取りが可能です。
ケージの側面に取り付けての使用も可能です。
ドギーマン 遠赤外線テキオンヒーター
『ドギーマン』からはリバーシブルで使えるペット用のヒータが出ています。
標準価格 | 3,000~5,000円 |
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サイズ | M、L |
温度 | 35度/40度 |
本体厚さ | 2cm |
カバー取り外し | 可能 |
コードの長さ | 約1.8m |
サイズMとLの2種類です。Mサイズだと少し幅が小さいかも?
大きさ | 電気代(1H) | |
M | 40×26cm | 0.3円 |
L | 43×31cm | 0.4円 |
専用のモコモコのカバーが付いています。取り外し可能なので丸洗いができます。
40度と温度が高めなので寒がりの猫に良さそうです。ショップによっては在庫があれば旧製品も販売されています。
貝沼産業 ユカペットEXヒーター
標準価格:4,000~8,000円
温度 :38度/33度
電気代:0.6~1.5円(1時間)
厚さ :1cm
コード補強:有
本体補強 :有
カバー取り外し:別売り
コード長さ:2m
『貝沼産業』からは丸洗いできるペット用ホットカーペットが発売されています。利便性の高さから、ペットショップなどでも使われている定番商品です。
標準価格 | 4,000~8,000円 |
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サイズ | 丸型、S、M、L、LL |
温度 | 33度/38度 |
本体厚さ | 1cm |
カバー取り外し | 可能(別売り) |
コードの長さ | 約2m |
サイズが丸型、S、M、L、LLの5種類あります。厚みが1cmと薄く、段差を殆ど感じずに使えます。
大きさ | 電気代(1H) | |
丸型 | 33×27cm | 0.6円 |
S | 32.5×25.5cm | 0.6円 |
M | 39×29.5cm | 0.8円 |
L | 54.5×39.5cm | 1.5円 |
LL | 79×59cm | 3.3円 |
『ユカペット』の最大の特徴は本体を丸洗いできることです。また、専用ブランケット、噛み防止額縁、交換用コードなどのオプション商品も充実しています。
コードの補強は本体から半分までがされています。コードの興味を持ってしまう子、コードを隠せないお家には向いていません。
上にブランケットを敷いたり、ベッドの中などに入れても安全に使うことができます。ただし、温度が少し低めなので猫には物足りないかもしれません。
アイリスオーヤマ ホットマット(人用)
『アイリスオーヤマ』から発売されている人用のミニホットカーペットです。
標準価格 | 2,500円 |
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サイズ | 40×40cm |
温度 | 40度/48度 |
電気代(1H) | 0.4円/0.5円 |
本体厚さ | 1cm |
カバー取り外し | 無 |
コードの長さ | 約1.5m |
低温が40度なので、もし猫のいるお家で飼い主さんが使いたいのならこちらが良さそうです。
人用なのでコードや本体補強はされておらず、ペット使用は推奨されていないため使う場合は自己責任となります。
山善 強弱切替付き ミニ電気カーペット(人用)
『山善』から発売されている人用のミニホットカーペットです。
標準価格 | 3,000円 |
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サイズ | 45×45cm |
温度 | 42度/52度 |
電気代(1H) | 0.5円/0.6円 |
本体厚さ | 1cm |
カバー取り外し | 無 |
コードの長さ | 約1.5m |
低温でも42度と高めなので、猫のいるお家で使う場合はブランケットなどを敷いておくのが良さそうです。
人用なのでコードや本体補強はされておらず、ペット使用は推奨されていないため使う場合は自己責任となります。
安価な海外製品には注意!
ホットカーペットは安全性が重要なので、海外からの輸入商品は個人的におすすめしません。
以前、中国のフットウォーマーを購入したときに、中に入っている電熱線が使用中に突然ショートして切れてしまったことがあります。足に痛みが走ると同時に本体も一部焦げてしまいました。
人用の商品でそのレベルなので、ペット用はちょっと怖くて手が出せないです。