キャットフードって沢山あって、一体何をあげればいいのか悩みます。猫の身体のことを考えると出来るだけ質の良いご飯を与えたいけれど、プレミアムフードは高くてなかなか手が出ません。ここでは、ブリーダーさんの専門知識と時間を掛けて調べまわって辿り着いた、テトとピノのご飯を紹介します。
テトとピノのご飯
- ブリーダーさんの生肉ミンチ
- スーパーの安い鶏胸肉
- ピュリナワン
我が家では上記3種類のご飯をおおよそ4:4:2の比率で混ぜて与えています。本当はブリーダーさんからの生肉ミンチだけで十分なのですが、特にテトが普通の猫より倍くらいの量を食べるので、スーパーのお肉やカリカリを混ぜて与えています。生肉の半分の量が、キャットフードと同等のカロリーになります。
ブリーダーさんの生肉ミンチ
テトとピノを譲っていただいたブリーダーさんから定期的に購入している生肉のミンチです。冷凍した状態で送られてきます。1パック300g入っていて、10パックで送料込み6000円です。100g辺り200円…と猫のご飯にしてはなかなかのお値段。
画像提供:リアルキャットさん
ミンチの中身は…鶏ムネ、ササミ、ハツ(心臓)、砂肝、手羽先の先っぽが入っています。(どれも国産を使用しています)これがとんでもなく、食いつきが良いです。ドリップ毎ミンチにしているので、猫達にはたまらないようで…熱処理したカリカリなどでは減少してしまうタウリンや亜鉛、カルシウムやコラーゲンをしっかり摂取することができます。このお肉のお陰で我が家の猫たちは毛並みがとんでもなくツヤツヤです。
スーパーの安い鶏生肉
1㎏500円とか、2㎏900円弱のスーパーの激安お肉です。皮と脂身を取り除き、小さく切って、ミンチ肉と混ぜて与えます。100gで45~50円くらいと非常にリーズナブル。ちなみに鶏肉が入っていた袋のドリップのスープは、そのまま与えると大喜びであっという間に飲み干します。
ピュリナワン
カリカリ(キャットフード)について調べた結果、我が家ではピュリナワンシリーズを選びました。プレミアムフードの中ではお手頃価格で、それでいてベンガル向きの栄養素だったことが決め手です。(筋肉や運動量が多い猫種なので、たんぱく質と脂質が高めのもの)すごく良い訳ではないけれど、決して悪い訳でもない、無難なカリカリ。ブリーダーさんからは「生肉ミンチを与えているならカリカリは粗悪品でなければ何でもOK」とアドバイスを頂いたので、こちらを選びました。取扱いしているペットショップやスーパー、薬局などが多く、手に入りやすいというのも思っていた以上に良かったです。
小分けされているのでキャットフードの酸化が抑えられる
ピュリナワンは年齢や体質に合わせて15種程シリーズが出ていますが、我が家では最近発売されたグレインフリー(穀物不使用)のものを与えています。(1歳からとなっていますが、ブリーダーさん曰くカリカリの年齢を分けるのは飼い主の自己満足を高めるためなのであまり気にしなくて良いそうです)1.6㎏で定価は約1800円なので100gで110円くらいです。他の種類のものよりやや高めですが、Amazonなどで安くなっている事があります。最近では、運よくチキン味を1350円で購入できた時があります。
人間が味見をしてみたところ、1歳までの仔猫用は油っぽさを感じました。グレインフリーはそれに比べてさっぱりしていて食べやすかったです。風味はどちらもかつお節で、味はほんのりしょっぱいです。
食事の量
食事回数は朝と夜の2回です。1食の分量はその子の体系、体重によって調整していますが育ちざかりの仔猫のうちはとにかく沢山食べたがります。
現在は、テト80g・ピノ50gを1日2回与えています。
特にテトが食べるのがとっても大好きで、1食の分量が40g→50g→60g→70g…と増えて行って、生後6ヶ月を過ぎた現在は80gまで到達しました。我が家に来てからまだ4ヶ月程ですが体重1.5㎏から4㎏まで増えています。ブリーダーさんに「食欲が凄いので量を増やした方がいいか」と相談したところ、「たくさん食べる時期なので、1日2食であれば増やしてもそんなに太らない」とアドバイスを頂いたので、今後も増える可能性が高いです。
ただ、これはあくまで生肉をあげていることが前提なのでキャットフードや猫缶のみを与えている場合は当てはまりません。生肉の量の半分がキャットフードと同等の量と考えます。例えば、20gのキャットフードと60gの生肉を与えている場合、キャットフードで換算すると50gを与えているのと等しい計算になります。
ピノも家に来たばかりの頃は20gでも残していましたが、環境に慣れてきたこともあり、今では50gを食べきります。ピノはベンガルの中でもかなり小柄で痩せっぽちなので、沢山お肉を食べて欲しいです。
我が家に来て初めてご飯を食べるピノ
高級プレミアムフード
高級カリカリの中で一時期与えていたのがオリジンです。残念ながら少し前に原料が変わりクオリティが下がってしまったようです。5.45㎏で15000円(100gで275円)とそれなりのお値段ですが、栄養素を見てもベンガル向きでした。人間が味見をしてみたところ、ピュリナワンより食べやすく感じました。オリジンは楽天などで賞味期限間近の商品が半額以上の値段になっていたり、試供用30gの小袋がまとめて安く売っていたりします。
生肉は猫が食べても平気なの?
猫は肉食動物なので大丈夫です。本来は生肉を主食とする生き物なので、胃酸がとても強く、お腹を壊すことはないそうです。テトもピノも生まれた頃から生肉を主食にしていますが、問題なく健康です。ウンチが緩くなることもなく、お腹を壊すこともなく、病院の血液検査の結果も全て異常ありません。それどころか毛並みがとんでもなくツヤツヤでシルクのような肌触りです。毛の状態が良いということは体の末端まで栄養が行き渡ってる証拠です。テトを飼ってからペットショップのベンガルを抱っこしたことがあるのですが、あまりの毛並みの違いに「同じ猫種でもここまで違うのか!」と驚きました。私は専門的な知識はありませんが、実際に生肉を毎日食べているテトとピノの過ごし、その効果を身をもって実感しています。
ブラッシングしなくても光沢が出るくらいツヤツヤ
1ヶ月の食費
ブリーダーのミンチ肉→100g/200円
スーパーの胸肉→100g/50円
ピュリナワン→100g/110円
これを基本的におおよそ4:4:2の割合で与えています。テトもピノもまだ子猫で成長期のため、与える量については成長・食欲具合を見ながら、変えているので現状では一定金額ではありません。
現在のところで計算してみると…
テト(生後6ヶ月/4㎏)が1日に食べる量は160g(ミンチ肉64g/胸肉64g/ピュリナ32g)。ピノ(生後4ヶ月/1.5㎏)が1日に食べる量 は100g(ミンチ肉40g/胸肉40g/ピュリナ20g)になります。
なので、1ヶ月の食費は2匹でおおよそ9000円くらい。短期間で量が増えているので幅としては6000~9000円くらいになります。これを高いと感じるかどうかは人それぞれだと思います。ただ成長期である子猫のうちは食がとても大切なので、出来るだけブリーダーさんのお肉を沢山食べさせたいです。成猫になって食べる量が減ってくればまた金額も変わってくると思います。
食べるのだいすき