食事とおやつ

猫に生肉を与える効果やメリット!生肉主食の猫達の実態を紹介します

我が家のテトとピノの食事は、生まれたときからずっと生肉(鶏)を中心にしています。最初は私も「生の鶏肉なんて大丈夫なんだろうか…?」と不安があったのですが、実績のあるブリーダーさんからのお話を伺って、テトとピノには生肉を主食のひとつとして与え続けることにしました。

今回は、猫の生肉食を検討している方の参考になるように、『生肉を与えることを決めた理由、生まれた頃から生肉を食べ続けてきた猫の様子や実態、生肉の食事量や与え方、保存方法』などについてまとめました。

ペットの生肉食には賛否両論ありますが、その実態についてはまだ研究段階の部分も多くあります。我が家では良い情報・悪い情報は常に追いつつ、ブリーダーさんと掛かりつけの獣医師さんに相談しながら、現状では生肉を与えることを選択しています。

生肉は猫が食べても平気なの?

猫は大昔から小動物を狩って食べていた完全な肉食動物なので、生肉を食べることについては問題ないそうです。生肉で一番気になるのは菌の影響ですが、猫は本来は生肉を主食とする生き物なので胃酸がとても強く、お腹を壊すことはないと教わりました。

テトもピノも生まれた頃から生肉を主食にしていますが、生肉が原因でお腹を壊したりすることはありません。ただし、生の豚肉と、その辺りにいる野鳥やネズミなどを捕まえてきて与えるのはNGです。
生肉は猫が食べても平気なのか
我が家の長女ゴールデン・ハムスターのまめ。テトとピノのアイドル。近くて遠い、永遠に手の届かない存在。

猫に生肉をあげる効果とは?

我が家で生肉をメインに食べさせ続けて、感じてる効果やメリットをご紹介します。

  • 健康で美しくなる
  • 熱に弱い栄養素が損なわれない
  • 余計な添加物を排除できる
  • 水分不足になりにくくなる
  • ウンチの量と臭いが少なくなる

生肉を与える効果として最も分かりやすく出るのが毛並みです。テトとピノは今まで触れてきたどの猫よりもつやつやで光沢があり、シルクのような肌触りです。毛の状態が良いということは体の末端まで栄養が行き渡ってる証拠です。

また、素材をそのまま食べさせることができるので熱に弱い栄養素を損なわず、余計な添加物を排除できるのも重要です。更に、お肉にはドライフードよりも沢山の水分が含まれているので、猫に起こりがちな水分不足を防ぐ効果もあります。

キャットフードより消化がしやすく吸収率も高いのでウンチの量が減るだけでなく、ウンチの臭いも驚くほど軽減されるのを実感しています。
ベンガル猫に生肉を与える効果

テトを飼ってからペットショップのベンガル(テトより高額)を抱っこしたことがあるのですが、毛並みがパサパサしていて体も小さく、あまりの違いに「同じ猫種でもここまで違うのか!」と驚きました。私は専門的な知識はありませんが、実際に生肉を毎日食べているテトとピノの過ごし、その効果を身をもって実感しています。

ベンガル猫に生肉を与える効果
ブラッシングしなくても光沢が出るくらいツヤツヤ。テトとピノの獣医さんにも我が家で与えている生肉を見てもらいましたが『こんなに良いご飯を食べてるですね~!』と、とても肯定的です。

生肉を与えることで歯を心配される飼い主さんもいますが、適切なケアをしていれば特に歯垢が付きやすいなどということはありません。1歳の健康診断では普通よりも歯がキレイだと褒めてもらえました。(歯磨きは週1以下、歯垢を柔らかくするサプリを常用しています)

生肉を与えるときの注意点

ベンガル猫に生肉を与える効果
生肉を扱うときは、飼い主用の食器などにお肉や水分が飛んでしまわないように注意します。普段、料理で生肉を扱うのと同じように、衛生部分は徹底して、菌が人の口などに入らないよう配慮することが必要です。また、生肉を食べている猫とキスをしたりするのは控えてください。

加熱処理をしてしまうと、折角の栄養素がなくなってしまいます。できるかぎり冷蔵庫の中で解凍するようにします。凍った状態のお肉を与え続けるのは猫のお腹にはあまり良くありません。常温での解凍は菌が増殖する恐れがあるので、できるだけ控えます。

キャットフードのみを与えることのデメリット

猫の一般的な食事として現代では当たり前になっているのがキャットフード・カリカリです。保存しやすく与えやすい人間にとって利便性の高いご飯であり、猫に必要な栄養を網羅しています。

ただ、どんな高級なカリカリでも生肉を超えられない大きな理由は『加熱処理』がされているからです。過熱をすることでお肉に含まれる『酵素』という大切な栄養素が失われてしまっています。
キャットフードの保管方法

酵素って何?

酵素とは生きる上で体内で行われる様々な活動をスムーズに進める働きを担っています。食事を消化・吸収して体を作り、調子を整えたり……細胞ひとつひとつが生きていくために必要なのが酵素です。猫や人間、植物など、すべての生命にとって必要不可欠な物質であり、命を支える重要な役割を担っています。

否定的な意見もある中で生肉を与え続ける理由

ベンガル猫に生肉を与える効果
ペットの生肉食については賛否両論ありますが、まだ研究途中の分野などだと感じます。良い見解、悪い見解も両方の情報を追いつつ、我が家では生肉を主食にひとつとして与えることを選んでいます。

生肉を与える理由としては、生肉食を教えてくれたブリーダーさんが実際の経験に伴った結論を持っていたからです。今までベンガル猫を4000匹以上見てきて、ずっと生肉を与え続けている人が出した結論です。

顧客に自身を持って生肉食を勧めるということは、それだけの経験と知識を得たからこそ出来るのだと思っています。もし生肉で猫や人に健康被害が起こるのなら、常時50頭近くに生肉を与え続けているブリーダーさんのところで既に問題が起きている筈です。

簡単・お手軽な猫の生肉レシピ
また、子供の頃から生肉を食べているテトとピノにとっては、生肉食は飼い主の白米のように当たり前の存在です。2匹ともお肉が大好きなこと、現状で生肉によって問題が起こっていないこと、生肉を食べ続けている2匹が元気でツヤツヤなこと…などから、現状では生肉を与えるのを辞めようとは考えてはいません。

ちなみに、海外では猫に生肉を食べさせることが当たり前の国があります。2019年5月3日にBSプレミアムで放送された『世界ネコ歩き ニュージーランド編』ではキャットフードとして生肉が売られている様子が見られました。トルコでは野良猫に鶏肉や皮などを与えたりする光景が多くみられるそうです。
ベンガル猫に生肉を与える効果
NHK『岩合光昭の世界ネコ歩き』より引用(https://www4.nhk.or.jp/nekoaruki/)

テトとピノが毎日食べているご飯

ベンガル猫に生肉を与える効果
テトとピノは『ブリーダーさんからの生肉』と『ドライフード』を混ぜて与えています。生ならではの栄養素を持った生肉ミンチに、完全栄養食であるドライフードを合わせることで栄養が偏らないようにしています。

猫は体内で作り出せない栄養素が多いので、長年研究をして開発されたドライフードが必要だと考えています。

ブリーダーさんの生肉ミンチ

リアルキャットのミンチ肉
テトとピノを譲っていただいたブリーダーさんから定期的に購入している生肉のミンチです。冷凍した状態で送られてきます。1パック250g入っていて、3kgで送料込み7,500円です。

リアルキャットのミンチ肉
画像提供:リアルキャットさん

ミンチの中身は…鶏ムネ、ササミ、ハツ(心臓)、砂肝、手羽先の先っぽが入っています。(全て国産)ハツは加熱処理に弱く猫が自身で作り出せないタウリンが豊富です。砂肝には亜鉛がたっぷり含まれていて、皮膚や体毛を正常に維持します。手羽先の先っぽはコラーゲン・カルシウムが含まれているので血管や皮膚を丈夫にします。

この栄養たっぷりのブリーダーさんの生肉ミンチですが、これがとんでもなく食いつきが良いです。ドリップごとミンチにしているので、猫達にはたまらないようで……パックの蓋を開けた瞬間、テトが直ぐに気付いて大騒ぎします。

お肉はブリーダーさんのHPでどなたでも購入可能です。最初は無料サンプルも試すことが可能なので、興味のある方は是非!代表の阿南さんは気さくでとても話しやすい方です。

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ドライフード

ピュリナワンのグレインフリーとベンガル猫
ドライフードについても悩みどころなのですが、我が家では特にひとつのドライフードに拘らず、色々なメーカーの商品を試しているところです。『ピュリナワン』→『オリジン』→『ロイヤルカナン』と来ているところです。次回は『ヒルズ』を与える予定です。

選び方の基準としては、長年キャットフードの研究を自社で行っていること、信頼できるメーカーであること、です。病院などで扱っている『ロイヤルカナン』や『ヒルズ』は安心度が高いです。

生肉の量とカロリー

生肉を与えるときのカロリー計算方法

猫に生肉を与えるときの食事量
『生肉の半分の量がカリカリと同等のカロリー』と考えます。つまり、お肉50g分とカリカリ100g分では同じくらいのカロリーとなるそうです。

カリカリの倍を与えると考えると、お肉の量が多くなりそうなイメージですが、同じ分量を並べてみると密度が高いお肉の方が少なく感じます(画像はお肉50g、カリカリ50gです)

あとは猫の年齢や体形によって、実際に与える量を調整します。テトとピノも仔猫の頃にはたくさん食べて、成猫になってからは体重の増減を見て、量を確定しました。

テトとピノの食事の量

猫に生肉を与えるときの食事の量
現在は、テト70g・ピノ60gを1日2回、与えています。

分量の内訳は…テトがお肉50g+カリカリ20gで、ピノがお肉50g+カリカリ10gくらいです。お肉とカリカリの割合については成長具合、体系、食欲、体調などによって調整しています。

テトはいくらでも食べてしまうし、ピノは多すぎると生肉だけ食べてカリカリを残します。毎月、決まった日に体重をを測っているので、ご飯が適切な量になるように常に確認するようにしています。

猫に生肉を与えるときの食事量
我が家に来て初めてご飯を食べたときのピノ(先に肉だけ食べる)

生肉の保存方法について

すぐに食べさせない生肉のストックは冷凍庫で保存して、必要な時に解凍して使います。特に解凍方法を失敗すると折角の生肉が台無になるので注意!

生肉は冷凍保存

簡単・お手軽な猫の生肉レシピ
ブリーダーさんから届いたパックの状態で与えるのでも良いのですが強度の問題から、我が家では猫専用タッパに移して与えています。ブリーダーさんからお肉が届いた直前などはそれなりにスペースを取るので、小さな冷蔵庫は収納しきれません。(我が家は430Lの冷蔵庫を使っています)

お肉の解凍方法

簡単・お手軽な猫の生肉レシピ
冷蔵庫に入れておくと24時間程で解凍されます。前の晩だと朝ご飯までには溶け切らないです。常温解凍は菌が増えてしまいやすいのであまりおすすめしません。もし、やる場合は置きっぱなしにしすぎないよう注意します。

解凍するのを忘れてしまっていた時は、湯銭がおすすめです。レンジはすぐに火が通ってしまうのでできるかぎり使わないようにしています。

食事の切り替え方

簡単・お手軽な猫の生肉レシピ
ドライフードのみを食べていた猫に、いきなり生肉を与えるのは飼い主としてもちょっとした勇気が必要です。最初からがっつり与えるのではなく、少量ずつ普段のご飯と混ぜて与えてみてください。我が家のようにメインではなく、キャットフードの副菜として与えるのもありだと思います。

食事内容を切り替える場合は1週間~10日程をかけて徐々に新しいご飯の割合を増やしていってください。突然、ご飯が変わってしまうとお腹を悪くする子もいます。

生肉を与えたときの1ヶ月の食費

猫に生肉を与えた場合の食費
1ヶ月の食費は2匹でおおよそ10,000円くらいで前後しています。猫1頭あたりの1ヶ月の食費は3,000~5,000円くらいが一般的だったので、生肉を与えているからといって特別高くなっているわけではなさそうです。

ベンガル猫は生肉が大好き
仔猫のテトとピノを迎えてから1年間でかかった食費については『テトとピノの1年目の飼育費用』で紹介しているので、興味がある方は見てみて下さい。

生肉についてより詳しく知りたい方は

簡単・お手軽な猫の生肉レシピ
生肉の効果について、より詳しい内容はリアルキャットさんのHPでは生肉についての解説されています。興味のある方は一度見てみることをおすすめします。

ちなみに、リアルキャットさんで猫に生肉を与えるようになったのはアメショのブリーダーさんにアドバイスを貰ったことがきっかけだったそうです。

まだブリーダー業を始めて間もない頃に、子育て中の母猫の元気がなくなってしまい、ブリーダー業界の中でもトップクラスの方に相談したところ『生肉を与えると良い』と言われ実践したことがきっかけだったそうです。

母猫は大喜びで生肉に食いつき、元気を取り戻したそうで、その後は生肉を食事に取り入れるようになったそうです。また、生まれてすぐに死にそうな状態の仔猫にはミルクではなく血(鶏)をそのまま飲ませることもあると話してくれました。